赤海

ふりあん

洋菓子店『ふりあん』がマンデル専門店になってリニューアルオープン。
50年近く愛され続けるオリジナルクッキーです。

マンデルというお菓子を知っていますか?
五泉出身の人にはきっと馴染みの深いこのお菓子は、1973年創業の洋菓子店『ふりあん』(五泉市赤海)の看板商品。
サクサクの食感とアーモンドの香ばしさが人気のオリジナルクッキーです。
マンデルとはフランス語でアーモンドのこと。
ちなみに店名の『ふりあん』もフランス語で美味しいという意味です。

創業から50年近くマンデルのほか各種ケーキやその他の洋菓子などがずらりと並び、従業員からは何人もの人気パティシエを輩出した『ふりあん』ですが、店主夫妻の高齢化や店舗前の道路拡張工事などが重なり、一度は閉店を考えました。
そこで立ち上がったのが、ずっと両親の店を手伝ってきた友紀子さんと桂子さん姉妹。
お客様に愛されてきたマンデルの味を姉妹で守り続けることを決意します。

そして2022年8月、マンデル専門店『ふりあん』としてリニューアルオープンを果たしました。
オープン日には用意した5000枚のマンデルが完売。
いかにお客様に待ち望まれていたかがよくわかりますね。
「できるだけ焼きたてを提供したいし、マンデルのクオリティーを落としたくないので」、平常時は1日に用意するのは400枚ほど。
閉店時間を待たずに完売することも珍しくありません。

長年愛されてきた商品だからこそのプレッシャーは強く、
「皆さんによく知られているだけに味を落とすわけにはいかない」と気合いが入ります。
それぞれ家庭をもつ身なので家の用事もこなしつつ仕事にも追われる現状はかなり忙しいはずですが、2人とも底抜けに明るく微塵も疲れを感じさせません。
そんな楽しい雰囲気もマンデルの美味しさと共に、リピーターが多い理由の一つかもしれません。

販売する商品は「マンデル」2種(バニラ、ココアともに1枚170円/税込)と「ふりあんオリジナルコーヒー」(250円/税込)。
それぞれ1個から購入できるので、「小さいお子さんが小銭を握りしめて買いに来てくれることもあるんです」と目を細めて話してくれました。
大型店舗が増え、子どものおつかい体験が難しい時代にこういうお店の存在は貴重ですね。

明るい店内の壁面には姉妹でセレクトした雑貨の販売などもしていきたいと先を見据え
「この店は未完成からのスタートなんです。」と言う2人。
「棚の内容も含めて3年後の完成を目指しているので、お客様に一緒に育てていただけたらと思っています。」と続けます。
3年後どんな店が完成するか過程も含めて楽しく見守っていけそう、そんな気持ちになれるのはきっと2人の人柄ゆえでしょう。

洋菓子店を営む両親の背をずっと見ていた子ども時代、当たり前に家事の手伝いをし、友達が楽しく過ごす休日やクリスマス時期などはむしろ繁忙で「なんでうちだけ」と感じたこともあるという友紀子さんと桂子さん。
「大人になっても絶対両親と同じ仕事はしたくないと思っていたのに」と笑い合う様子からは、ご両親への深い愛が感じられました。
また、2人が店の存続を決めた際には、大変さを知り尽くしているだけに親心から反対をしたというご両親も、現在は様子を見に来てアドバイスをしてくれるそうです。

店舗の場所は五泉市赤海。猿和田五泉線(県道436号線)沿いの交差点角。
駐車場にも余裕があるのでわかりやすく立ち寄りやすい場所です。
今日のおやつや、お友達への手土産に喜ばれる『ふりあん』のマンデル。
昔からある馴染みの味でこれからも続いていくってとても素敵ですね。

スポット情報Spot Information

スポット名

ふりあん

TEL・予約

0250-42-1147

住所

五泉市赤海2丁目1-4

営業時間

10:00~18:00(なくなり次第閉店)

定休日

日曜・水曜

リンク

facebook instagram

この記事をシェアする

他の記事を探す

人気記事ランキング人気記事ランキング

cocomo(ココモ)ってなに?

「あ、ここも行ってみたい。」思わずそうつぶやいてしまうようなスポット・情報を発信するWebマガジンです。

【運営会社】
越後天然ガス株式会社が運営しています

【協力企業】
越後プロパン 白根ガス

モアモアショップ

Instagram

NIITSUテイクアウトどっとこむ