平屋食堂みもざ
やさしい黄色の澄んだスープと、家族の思いやり。70歳で叶えた“町の食堂” 『平屋食堂みもざ』
田んぼに面した田園地帯。道路沿いにたたずむ平屋の食堂。
2024年5月にオープンした 『平屋食堂みもざ』 は店主と奥さま、娘さんの家族3人で営むアットホームな食堂です。


店名の「みもざ」は、黄色いミモザの花言葉「感謝」「友情」「思いやり」から。「小さくとも思いやりにあふれた場所になりますように。」という想いが込められています。


店内はカウンターやテーブル席、小上がりの座敷の席があり、一人での気軽な来店からご家族連れまで、人数や年齢に合わせてゆったりとした空間で食事を楽しむことができます。

店主の秀樹さんは、若い頃から喫茶店や焼き肉店などさまざまな飲食店で経験を積み、23歳でスナックを経営。その後はタクシードライバーとして長く働いていましたが、「やっぱり自分の店を持ちたい」という思いから、70歳での挑戦を決意します。

「最初は、夫婦ふたりでやれればと思っていたけど、それじゃ無理だった。」と笑う秀樹さん。娘の小雪さんが東京から戻り、3人での船出がはじまりました。東京ではフランス料理店やカフェで働いていた小雪さんは「いつか自分のお店を持ちたい。」という夢を抱きつつ、いまは家族とともにこの店を支えています。
それでは数あるメニューの中から、みもざさんイチオシのメニューを紹介します。

まずは、1番人気になりつつある「ワンタン麺」。
スープや麺は看板メニューの「淡麗ラーメン」と同じもの。鶏ガラ・煮干し・とんこつを6時間以上じっくり煮込んだ、店名の「みもざ」のようにやさしい黄色の澄んだスープです。コシのある細ちぢれ麺と相性も良く、シンプルで王道、だからこそ飽きのこない一杯です。


そこに手作りのワンタンがのっており、このワンタンは、母・娘・スタッフの3人がかりで、タネから手作りしていて、一度に300個も包みます。中華料理で“魔法の水”と呼ばれる「葱姜水(ツォンジャンスイ)」を練り込んだタネは、香り高く、つるんとした食感と小麦の香り、肉の旨みが絶妙に調和しています。

次はこちら、根強いファンの多い「マーボー麺」。
2種の手作り味噌に辛味噌とラー油も自家製というこだわりの本格四川風。辛さのなかに味噌のコクと砂糖の甘味が広がります。好みに合わせて辛さの調節も可能なので、注文時に伝えれば対応してもらえます。


とろみのあるあんが熱々の麺にしっかり絡み、最後の一口まで満足感たっぷり。どこをすくっても、旨みがしっかり絡んだ一杯です。

ラーメンのお供に人気のカレーは、ラーメンスープをベースにした昔ながらの味で、お子さまにもやさしいマイルドな仕上がり。今どきのスパイスカレーではなく、ラーメンの味を邪魔しない、どこか懐かしい、家で食べるような安心感が魅力です。ピリ辛好きには、ハバネロパウダーでのカスタムもおすすめ。

炒飯は、新潟県産コシヒカリと自家製チャーシューを使った贅沢な一皿。パラパラなのにしっとりとした食感に仕上げられています。チャーシューやラードから旨味が出るため、自然とコクが溢れ出て満足感の高い一品です。


お客さんの声を大切にする姿勢もみもざさんらしさのひとつ。
たとえば「お子様ラーメンの具は何がいいか?」というテーマでInstagramでアンケートを実施するなど、常に「お客さんの目線」を忘れません。
小さなお子さまを連れたお父さん、お母さんにはゆっくり食事を楽しんでもらいたいと、お子さま向けの絵本を置き、飽きさせない工夫も。店内には小上がりや座敷もあり、お子さま用椅子も完備しています。


また、秀樹さんは若い頃、ロックバンドでドラムを担当。店内には当時のレコードのジャケットやポスター、ギター、コンガなどの楽器もディスプレイされていて、音楽好きにはたまらない空間です。流れているBGMはジャズなどのゆったりした音楽で、お客さんに“せかせかしてほしくない”という秀樹さんの想いが、細部にまで感じられます。

家族の想いとやさしさが詰まった平屋の食堂「みもざ」。そこには、70歳からの新しい挑戦と、訪れた人をあたたかく包み込むような時間が、静かに、でもしっかりと流れています。ぜひお訪ねください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
平屋食堂みもざ |
---|---|
TEL・予約 |
025-367-9468 |
住所 |
新潟市江南区酒屋町902-2 |
営業時間 |
月曜・木曜・日曜11:00~14:00 金曜・土曜11:00~14:00/18:00~21:00 |
定休日 |
火曜・水曜・第4月曜 |
リンク |
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