くれよん
新潟で愛され34年。本場名古屋の「みそかつ」ならここ!南区8号線沿い、気になるあのお店『くれよん』
南区の国道8号線を三条方面へ向かって行くと右手にどーんと現れるログハウス風のお店『くれよん』さん。
「ああ、あのお店ね!」と気づく人も多いのでは? 今回はこちらにおじゃましてお話をうかがってきました。
「本場名古屋みそかつ」の文字が目に飛び込んでくる看板。たれかつ文化が浸透している新潟で敢えて「みそかつ」で攻めるあたり、ただ者ではない雰囲気が漂ってきます。
看板上部にはSteak House(ステーキハウス)という文字もあり、お肉が美味しいお店かなと期待が高まります。
窓の多い店内には自然光が差し込み、天井が高く開放的な印象です。
ところどころに手書きのポップが掲示されていて、どことなく懐かしい感じ。
4人掛けのテーブル席がほどよく配置されています。
店主の柘植好次(つげ こうじ)さんにお話をうかがいました。
ピシッと姿勢がよく、声の張りも身のこなしも元気そのもの。「お顔の肌もツヤツヤですね」と思わず感想を口にすると「これは揚げ物の油ですよ」と笑わせてくれました。
柘植さんは出身地である名古屋の老舗店で10年間修行をした後、1980年に独立して名古屋市内でご自身の店『くれよん』を開業。
その後、縁があって白根市(現在の南区)へ移住し、同名の洋食店を開業しました。
当初は某所にテナントとして出店したそうですが、12年後には現在の場所に移転。今年(2022年)で34周年という歴史を刻んできました。
場所は変わってもずっと変わらない店名の『くれよん』は、独立開業当時、お子さんがまだ小さくクレヨンでお絵かきを楽しむ年頃だったことから名付けたとのこと。ご家族の歴史もまたお店と一緒に育まれていったことがうかがわれます。
『くれよん』の看板メニューといえば、まずはこちら “みそかつ” を抜きには語れません。
ヒレかつ、ロースかつ、チキンかつなど、肉の種類や分量によって値段が変わり、ご飯と味噌汁、漬物がサービスで付いています。食べ応え十分ですが、きめ細かい生パン粉を使用しているので胃に重くなく、いくらでも食べられてしまいそう。
お肉の柔らかさは特筆ものです!
カツにかかる味噌ソースは名古屋から八丁味噌を取り寄せ、手間と時間をかけて特製の味噌ソースに仕上げています。
豆味噌ならではのコクの深さとほのかな甘さがお肉の旨さと相乗効果となる美味しさ。
これが食べたくて、というリピーターが多いというお話にも納得です。
『くれよん』では、このソースを分けてほしいというお客様からの要望に応えてソースのみの販売もされています。(360ml/490円:約5~6名分)
続いてご紹介するのは “ビーフかつ” です。
豚肉ではなく牛肉(ビーフ)に衣をつけて揚げた料理ですが、使用するのはステーキ用の国産牛肉。口の中でとろけるような柔らかさがたまりません。こちらもご飯とサラダはサービスです。
かかっているのは2週間かけて仕込むというデミグラスソース。濃厚でありながら爽やかな、この絶品デミの味を知ってしまうとやみつきになってしまうかも!
名古屋での修行の経験が生かされているということで、「感謝しています」と柘植さん。
ご紹介した2品の他にもステーキやハンバーグ、ビーフシチューやオムライスなど豊富なメニューが用意されているので、ランチタイムや仕事帰りなどに、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください。
店のドアを開けると柘植さんと奥さんの笑顔が明るく出迎えてくれます。実家が料理店だったらこんな感じかな、と思えるあたたかい接客もうれしいポイントですよ!
スポット情報Spot Information
スポット名 |
くれよん |
---|---|
TEL・予約 |
025-362-1239 |
住所 |
新潟市南区根岸1535-3 |
営業時間 |
昼:11:00~14:00 夜:17:00~20:00 |
定休日 |
木曜日、その他臨時休業あり |
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