原ヶ崎新田

藤次郎

新潟の地酒&田上のよろず屋的食料品店『藤次郎』。
買い物の醍醐味を味わえる心の距離が近いお店です。

新津地区から加茂方面へと続く国道403号線(バイパスでない旧道の方)を車で走っていて、この写真の看板に目がとまった経験があるという方、多いのではないでしょうか。
新潟を代表するといってもいい地酒のラベル文字と『藤次郎』という3文字。
一見「酒屋さんかな?」と思ってしまいそうですが実はこちらのお店、それだけではないのです。

このお店を経営する「有限会社藤次郎」の藤田哲也専務にお話を伺いました。
藤田専務は大学卒業後、県内の蔵元で2年間酒造りを学んだ後、家業である『藤次郎』の経営に参画。
実店舗の運営だけでなく田上町特産の農産物を用いた自社商品の開発に取り組んでいます。

『藤次郎』は“酒屋”という一面と“地域のミニスーパー”という一面を兼ね備えていますが、そもそもはご先祖が木こり集団の親方として、職人さんたちのためにお酒を手配したり、荒物をそろえたりしているうちによろず屋としての立ち位置が確立されていったと言われています。
創業は昭和の初期。湯田上温泉が近いため酒類の販売に力を入れるかたわら、スーパーとして生鮮食品等も扱うようになりました。

既存の商品だけでなくプライベートブランドの日本酒や梅酒を開発し、販売中。
「造り手」と「飲み手」が「造って良かった」「買って良かった」とお互いに伝えあうための橋渡しがひとつの使命だという藤田専務の想いが強く感じられます。

にいがたものがたり<米焼酎>1600円、護摩堂山1200円、此乃花ノ寶ノささ<梅酒>1315円、辛口護摩堂山450円

食品部門では刺身や惣菜などにも力を入れ、自前で食材加工や調理をするインストア加工を行っているので、新鮮、できたての商品を提供。
他社での中間処理がない分、うれしい価格面にも反映されています。
店内を見て回ると思わず目を疑うようなお得な値段の商品がたくさん!まるで自分がやりくり上手になれたような気がしてうれしくなってしまいます。
お買い得品を見つけるのも買い物の楽しさの一つだということを思い出させてもらえました。

食品部門にもプライベートブランド商品があり、田上町名産の青梅を凍らせた、爽やかな酸味が人気の「青梅氷り」や、掘りたてのたけのこがたっぷりの「たけのこ汁」など、地元の食材を活かした商品を展開。
贈り物などにも喜ばれそうです。

店の前には農家さんたちから持ち込まれた新鮮野菜がずらり!中には道の駅などには並ばないような“B品”もあったりして、これまた信じられないようなお値段で手に入ることも。
専務は「個人経営の食料品店は今や絶滅危惧種ですよ」と笑いますが、そういった店舗だからこそできる生産者にも消費者にもやさしい商売ができるのかもしれません。
取材中にたまたま居合わせた方が店頭の顔はめパネルの撮影に一緒に参加してくださるなど、お客様から愛されている様子が伝わってきました。

『藤次郎』さんで扱う商品は大手スーパーとは品揃えが異なるので、店内外の商品を見て回るだけでも楽しく、気がつくとあれもこれもとカゴに入れてしまっているという人も多いかもしれません。
その日の仕入れ次第なので日によってあったりなかったりというのも生鮮食品を扱うお店の本来のあり方。
買い物が楽しみの一つになる、そんなお店です。
ぜひお訪ねください。

スポット情報Spot Information

スポット名

藤次郎

TEL・予約

0256-57-2043

住所

南蒲原郡田上町大字原ヶ崎新田1809

営業時間

9:00~20:00

定休日

第2・第4水曜日、1月1日

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