ぽれぽれベーカリー
小さなお店だけれど毎日約60種類のパンが並ぶ『ぽれぽれベーカリー』さん。お酒のおつまみにピッタリなパンも多数あり!
燕市燕の『ぽれぽれベーカリー』さんは、2011年4月にオープンした小さなパン屋さん。「ぽれぽれ」というのはスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」といった意味なので、新潟弁で言うところの「じょんのび」みたいなものでしょうか。
外観の木目と店前の草花が、訪れる人の心をほっこり癒やしてくれる、そんな『ぽれぽれベーカリー』さんにおじゃましてきました。
店内に入ると「いらっしゃいませ」とやさしい男性の声。店主の小林時浩さんです。
店内はこぢんまりとして広くはありませんが、販売されているパンの種類の多さは、お客さんの間でも定評があります。小林さんにお聞きすると、毎日約60種類のパンを、小林さんお一人で焼き上げ、陳列しているのだそうです。
そのためには午前3時には起床して、まだ暗いうちからパン作りを始めないと間に合わないのだとか。
パン屋さんの朝は早いとはよく耳にしますが、そのおかげで朝焼きたての美味しいパンが食べられるのですよね。
小林さんは、最初はサラリーマンとして社会人生活をスタートさせたそうですが、もともと料理やパン作りが好きだったことから思い切って転職し、パン屋さんの世界に飛び込みました。そして県内のいろんなパン屋さんで働いて経験を積んだ後、2011年に現在の場所に独立開業、『ぽれぽれベーカリー』が誕生しました。
お客さんからの人気が高く、小林さん自身もイチオシのパンは、1日12本限定の食パン(1斤320円、1本640円)です。しっとり、ふんわり、飽きの来ない食パンは開店当初から変わらない人気で、しかもなぜか男性のお客さんが買って行かれることが多いのだそう。
その理由は小林さんにもわからないそうですが、男女問わず美味しく食べてもらえるのはうれしいことですよね。
『ぽれぽれベーカリー』さんのパンは、どれも価格がリーズナブルなのも特徴的です。あんぱん160円、自家製クリームパン180円、メロンパン170円など、思わず値札を二度見してしまいそうな価格設定です。
それについて小林さんは、「どれも自分自身が手を出せる価格にしています」と説明してくださいました。
高級志向のパン屋さんも増えてはいますが、小林さんにとってパンは毎日の食卓に欠かせない、暮らしに直結しているもの。だからこそ、「この値段なら買ってもいい」と思える価格であることが大事なのですね。
ほのかなレモンの風味と塩味が加わって、あんぱんが爽やかに変身!はちみつレモンの輪切りがアクセントになっています。
バナナとキャラメルクリームが絶妙にマッチ。甘過ぎず、食事にもおやつにもいけます。
小林さんが焼くパンは、素朴でなつかしい定番のものから、ちょっと工夫を加えた、攻めている系のパンまで守備範囲が広いので、どれにしようかと迷うのもまたお客さんにとって楽しみの一つかもしれません。
「お酒に合う系」のパンも何種類かあって、パンをつまみに1杯なんていう、洒落た家飲みを楽しむことができそうです。
「ポワブル」は粒こしょう、「フロマージュ」はチーズの意味。粒こしょうが粒のままごろごろ入っていて、とてもスパイシー。辛いのがお好きな方にオススメ。お酒も進みそうです。
小さなボールみたいなかわいらしいパンですが、中にはアンチョビを詰めたオリーブが入っています。ワインにぴったり!
ここでご紹介したのはほんの一部で、店頭にはもっといろんなパンがずらりと並びます。毎日の食事パンとして、あるいはお酒のお供に、パンの楽しみ方が広がるかもしれませんね。
ぜひ『ぽれぽれベーカリー』さんの美味しいパンを、お宅の食卓に載せてみてはいかがでしょうか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
ぽれぽれベーカリー |
---|---|
TEL・予約 |
0256-46-8837 |
住所 |
燕市燕4075-2 |
営業時間 |
10:00~17:30 |
定休日 |
日曜ほか不定休あり |
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