地獄ラーメン
激辛好きなら見逃せない「地獄ラーメン」あなたは5辛?10辛?それとも30辛?
秋葉区古田にあるこの看板、見かけたことがありませんか?
“地獄”という文字とその隣で微笑む男女の肖像画。どちらに目が留まってもかなりのインパクトです。
このお店は、激辛好きな人にはお馴染みのラーメン店、『地獄ラーメン』さん。
看板の男女は、ご主人の八木弘慈さんとその妻チエさんです。お二人にお話をうかがいました。
この看板が描かれたのはもう10年くらい前。
描いたのは映画の看板描きの仕事をしていた弘慈さんのお兄さんだそうです。
お二人ともそっくりで、どことなく役者風。さすがプロの作品ですよね! 現在のお二人は写真の通り。
金髪モヒカンスタイルがお似合いの弘慈さんと明るい笑顔がとても素敵なチエさんです。
夫婦漫才のようにポンポンと弾むお二人の会話は、お客さんを巻き込んで店内全体があっという間に楽しい空気でいっぱいに。
店のメニューは二人ともすべて作ることができるそうで、「どちらかに何かあっても店は続けられる」と弘慈さん。それぞれにかつて入院生活を経験したことのあるお二人なので、そんな言葉に実感のこもった重みが感じられました。
それでは『地獄ラーメン』のメニューをご紹介しましょう。
まずは、店名にもなっている“地獄ラーメン”です。
基本的には野菜のあんかけラーメンなのですが、お好みで辛さを指定することができるんです。
「初心者なんですけど、どれくらいの辛みがいいですか?」とお聞きして「これくらいかな」と出されたのが写真の“5辛”。
スープの赤さにビビリながらおそるおそる口にしてみると…。
辛い!これは確かに辛いです。あんかけの熱さもあって、いつものように麺は啜(すす)れません。
でも、ちょっと冷めてじっくり味わえるようになると、辛さの下にしっかり美味しさがあることに気づきます。
「辛い!でも美味しい!」言葉にしながら食べているうちに気づけばまさかの完食!スープまで飲み干してしまいました。
辛さの秘密をお聞きしてみると、そこはもちろん企業秘密かと思いきやあっさり教えてくれた弘慈さん。
「1~4辛は唐辛子と豆板醤。5~10辛はそこに台湾の激辛調味料“朝天辣椒”(ちょうてんらーじゃお)が加わります。それ以上になると“ハバネロ”をプラス、さらに20辛以上になると、死神と異名を取り世界一辛いともいわれる唐辛子“キャロライナ・リーパー” までプラスされるのだとか。
そうなるともはや想像を絶する辛さでは…と腰が引けてしまいますが、店内に貼られた色紙には30辛や35辛を完食したという人までいるからびっくりです!
この日は、ほかにキムチチャーハンと地獄焼きそば(ソース味)の3辛を体験。
どれも辛さはあっても美味しさの方が勝るようで、ファンの方が何度もリピートして食べに来るというのも納得です。メニューによって適した辛さが異なり、焼そばは5辛まで、キムチチャーハンはそのままで。
また、辛くない一般的なメニューもあるので、「辛いのはちょっと…」という人も安心です。
「お客さんに美味しく食べてもらいたい、何度も食べに来てもらいたいという気持ちで工夫している」と話す弘慈さん。調理に使う油はラードではなく、チエさんがネギラー油を仕込む際に出るネギ油。
シャキッと香り立つ美味しさは手間を惜しまないお二人だからこそ出せる味なんですね。
平日はランチタイムを中心に混み合うそうですが、土日などは1日を通じて家族連れなどで賑わっています。
一人一人のお客様の様子をさりげなく常に気にかけている弘慈さん、チエさんご夫妻なので、その人柄に惹かれる方も多いのでしょう。
学生時代に通ってくれた学生さんが社会人になってまた顔を出してくれたりといったエピソードにも事欠かないそうです。
この取材から数日。
なぜか辛さの記憶は薄れても美味しさの記憶がどんどん大きくなっていることに気がつきました。
辛さだけではない、本物の美味しさ。それこそが『地獄ラーメン』の人気の理由なのだとあらためて感じた瞬間です。
そして湧き上がる「また食べたい」という思い。
くせになる辛さと美味しさの『地獄ラーメン』、ぜひお訪ねください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
地獄ラーメン |
---|---|
TEL・予約 |
0250-24-6879 |
住所 |
新潟市秋葉区古田2丁目27-22 |
営業時間 |
11:00~19:00 |
定休日 |
火曜日 |
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