Cafe Batake(カフェ バタケ)
ガレージから生まれた癒しのカフェ。燕市の隠れ家 『Cafe Batake』 で味わう、やさしい時間
燕市の静かな住宅街に、まるで秘密基地のような小さなカフェがあります。その名も『Cafe Batake(カフェ バタケ)』 。
コーヒーの香り漂う素敵な空間で、店主の高畑勝博さんと奥さまの三恵子さんにお話を伺ってきました。


店名の『Cafe Batake(カフェ バタケ)』は、店主の名字、高畑(たかばたけ)の一文字 「畑」 から名付けられました。
お店のロゴには、幸運や豊かさを象徴する「ふくろう」が毛糸玉とともに一息ついている様子が素敵に描かれています。

長年、飲食関連の企業に勤めてきた勝博さん。 「退職後の人生をどう過ごそうか」と考え始めたのは、60歳を目前にしたころ。自宅のガレージを見ながら思ったそうです。「ここで、何かできないだろうか。料理をするには手狭だけどコーヒー屋なら、ここでできるかもしれない」と考えた勝博さん。


どんな豆がいいのか、道具は何を揃えればいいのか——。右も左も分からない状態からのスタートで、いざ始めようとすると分からないことだらけ。県内のカフェを巡り、学び、特に県央エリアではまだ少なかった “ラテアート” に挑戦しました。
ラテアートを学びながら、自宅で毎日練習。最初は家庭用マシンでの練習でのでしたが、熱が入りすぎてマシンを壊してしまったというエピソードも。


Cafe Batakeのスイーツは、余計な飾りをしない、潔い美味しさ。
コーヒーに合うスイーツとして、独学で始めたのがシフォンケーキ作り。今では、毎日2~3種類のしっとりとした優しい甘さのシフォンが店頭に並び、予約でケーキをホールで注文する人もいるそうです。


特に最近人気が高いのが「バスクチーズケーキ」と「プリン」。
濃厚なのに軽やかなチーズケーキ、とろける食感とほろ苦さのプリン。素材と向き合った時間が、味わいににじみ出ています。
スイーツの世界とは無縁だった高畑さんが、カフェ開業にあたり独学で学び、何度も試作を重ねてたどりつきました。
そのほか、レアチーズケーキ、カヌレなども全て手作り。
何があるかはその日次第ですが、事前にリクエストすれば用意してくれるのも嬉しい心遣いです。


カウンターには、ふわふわとした編みぐるみのふくろうがちょこんと座ってお客さまを見守っています。このふくろうを編んだのは、店主の奥さま・三恵子さん。実は彼女、編みぐるみ作りの達人。店内のあちこちに飾られている小さな動物たちやキャラクターたちは、すべて彼女の作品です。販売もしていて、「これが欲しい」と言っていただければ、少しお時間をいただいて制作することも可能とのこと。


『Cafe Batake(カフェ バタケ)』 さんのランチメニューは予約制で3種類。
自家製バターチキンカレー、キーマカレードリア、ふわとろのオムライスの中から選べます。
どれも丁寧に作られた味で、コーヒーとの相性も抜群。プラス300円でドリンクセットにすれば、人気のラテアートも楽しめます。


そしてもうひとつの魅力が、お店奥の和室。1日1組限定で利用可能なんです。
2人から最大6人ほどまでの利用が可能。3日前までに予約をすれば、大人のくつろぎ時間を堪能できますよ。

週末には市外からもファンが訪れるほどの人気店になりましたが、高畑さんご夫婦はあくまで「僕たちの趣味の空間へようこそ」というスタンスで、来てくれた方を笑顔にしてくださいます。
「コーヒーもラテアートも、スイーツも編みぐるみも、“好き”から始まったこと。お客さんに喜んでもらえたら、それが一番うれしいです」と話す高畑さん。決して派手ではないけれど、丁寧に、まっすぐに、「好き」を育てるその姿勢が、訪れる人の心を静かに打つのです。
ガレージから始まった「Cafe Batake」は、今や町の中の癒しの場。ふくろうの編みぐるみと、香ばしいコーヒーの香りに包まれて、心ほどけるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
Cafe Batake(カフェ バタケ) |
---|---|
TEL・予約 |
080-5226-0772 |
住所 |
燕市秋葉町4-6-34 |
営業時間 |
11:00~17:00 |
定休日 |
月・火・木曜 |
リンク |
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