中央町

かめこんや(藤岡染工場)

1748年創業。染めの職人技を今に伝える『かめこんや』(藤岡染工場)。手仕事ならではの美しい手ぬぐいが、普段づかいにもインテリアにも最適!

阿賀野市(旧水原町)で古い歴史を誇る「越後亀紺屋 藤岡染工場」。
創業は江戸時代、寛延元年といいますから270年以上の長きにわたり染めの技を受け継いできた老舗の染物屋さんです。
その藤岡染工場の直営ショップが『かめこんや』として、2021年12月にリニューアルオープンしました。
真っ白な引き戸が明るく、さわやかな外観が昔懐かしい商店街にあってぱっと目を引きます。
社長の娘さんで経営の一翼を担う野崎あゆみさんにお話をうかがいました。

水原地区は、その昔幕府直轄領として代官所が置かれていたことから栄え、染め物屋も何軒か存在したそうですが、現在残っているのはこちらの『かめこんや』(藤岡染工場)さんのみ。
初代は糸染めを行っていたそうですが、3代目の時代から布地に文字や柄を入れて染め上がる「印染め」を始めました。
現在、染める物の大きさやデザインなどによって「注ぎ染め」「引き染め」「浸し染め」という3つの技法を使い分け、職人さんたちの手仕事によって製作を行っているのだそうです。

この日も店の奥の工場では、職人さんたちの手によって繊細かつ大胆な染め仕事が行われていました。その工程の緻密さを目の当たりにすると、日ごろ何気なく手にしている手ぬぐいが、とても愛おしく感じられるようでした。

野崎さんが長岡造形大学出身という縁もあり、15年前から学生とのコラボ作品製作にも取り組み、毎年学生がデザインした6~12種類の柄が商品として世に出されています。
「学生さんならではの発想がとても面白いデザインになっていて、好評なんです」と野崎さん。
一方で、染めの工程や結果を知り尽くした職人だからこそ生み出せるデザインもまた玄人好みの仕上がりを見せ、多くのお客様が手に取られているそうです。

店内には手ぬぐいの他にもバッグ、帽子、財布、前掛けなどバラエティに富んだ商品がずらりと並び、壁には職人さんが使う道具類や型紙なども展示されています。
古くから伝わる技と現代的なセンスがうまくマッチした商品は、家庭用にもちょっとしたお遣い物にもぴったり。

お気に入りの手ぬぐいをインテリアとしても手軽に飾れるよう、専用のタペストリー棒も販売されています。
季節感あふれる柄の手ぬぐいがそろっているので、四季にあわせて掛け替えるなど、掛け軸のカジュアル版としても楽しめそうですね。

『かめこんや』さんの商品は、こちら阿賀野市中央町の直営ショップのほか新潟伊勢丹、各所のぽんしゅ館、新潟ふるさと村等でも購入することができ、またオンラインショップも運営されています。
品揃えは、もちろん直営ショップが一番そろっていますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

スポット情報Spot Information

スポット名

かめこんや(藤岡染工場)

TEL・予約

0250-62-2175

住所

阿賀野市中央町2-11-6

営業時間

平日・休祝日:9:00~18:00

定休日

不定休

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