YUMERICO(ユメリコ)(割烹やまよし)
「肉、たりてる?」あがの姫牛にこだわったローストビーフ丼が自慢の店。
亀田駅徒歩1分の『YUMERICO(ユメリコ)』(割烹やまよし)さんをご紹介!
新潟市江南区のJR亀田駅西口を出てすぐ、駅を背にして右手、徒歩1分ほどにある『YUMERICO(ユメリコ)』さん。メッセージ性の強いタペストリーが目を惹くこちらのお店。一体どんなお店なんでしょうか。おじゃましてお話をうかがってきました。

「割烹やまよし」 という看板が掲げられているとおり、こちらは60年近い歴史をもつ割烹やまよしさんのお店。
2023年9月に、それまでとはがらりとスタイルの異なる肉料理の専門店となり、店の名前も 『YUMERICO』 さんとして生まれ変わりました。
和食の魚料理が主体というイメージの割烹から肉料理店への転身。思い切って舵を切ったいきさつはどういったものだったのでしょうか。
現在の店主で4代目にあたる荒木嘉一(あらきよしかず)さんにお話をうかがいました。

「やまよし」 さんは荒木さんの曾祖父が開いた鮮魚店からスタートし、父の由清(よしきよ)さんの代で割烹を営み始めました。昭和から平成にかけてお祝いや法事などの席に提供される料理といえば割烹の仕出し料理でしたよね。調理場にも活気があふれ、さぞ忙しかっただろうと想像できます。
息子の嘉一さんは、そんな父の姿を見て、いつかは自分が店を受け継ぐのだという気持ちでいたのですか?とお聞きしたところ、きっぱりと 「いいえ、全然考えていませんでした。」 と笑いを交えて答えてくださいました。

小学生時代は少年野球、中学・高校はバスケットボールをやっていたという荒木さん。バスケットボールで身を立てようと体育系の専門学校へ進学したのだそうです。
ところが、「バスケの夢は1年で諦めましたね。」 と、これまたきっぱり見切りをつけたそうなのですが、それでも最後まで在学してちゃんと卒業したというあたり、実は律儀な性格をお持ちなのです。

そして卒業後は、学生時代からアルバイトをしていた大手ドーナツ店に就職。それから10年間勤め続けて、最後は店長まで経験したのだとか。さらに退職後の半年から1年ほどの間は、朝昼夜それぞれ違う仕事を同時期に掛け持ちで働いたというから驚きです。
「ドーナツ屋しか知らなかったので、これじゃまずいと。社会見学のつもりでいろんな仕事を経験しました。」
そうやっていろんな業界や、そこに関わる人たちとの交流を通じて見聞きした経験は、今とても役に立っていると言います。

そんな荒木さんが、いよいよ父の経営する 「割烹やまよし」 に入ったのは2014年。
ですが、荒木さんには割烹の跡取りとしては致命的ともいえる事情が…。
「実は、魚がダメなんですよ。苦手で食べられないんです。だから、調理場では使い物にならないんで、他の事をやってましたね。」
まさかの事情があったとはいえ、荒木さんはいずれ家業を受け継ごうという気持ちを育てていきます。そのためには、父と同じ割烹というかたちではなく、自分なりのスタイルで店をリニューアルしたいという想いも膨らんでいきました。

9年ほど父と一緒に 「割烹やまよし」 を盛り立てた後、意を決して計画を打ち明けた荒木さん。さすがに恐る恐るだったそうですが、父の由清さんは 「お前がやるならいいんじゃないか。」 と背中を押してくれたのだそうです。予想外の返答に拍子抜けした出来事だったと教えてくださいました。

こうして、2023年9月。「割烹やまよし」 は 「YUMERICO」 として生まれ変わったのでした。「お店は全て自分次第、自由だけど責任は自分。それが楽しい。」と、なんとも荒木さんらしい言葉。様々な仕事を経験し自信を積み重ねてきたからこそ、そう思えるのでしょうね。
ちなみに 「YUMERICO」 という店名は、荒木さんの3人のお子さんの名前から1文字ずつとったものだとか。店名に大切なお子さんの名前を掲げ、夢が詰まったスタートとなりました。

さて、こうして完全リニューアルオープンした 「YUMERICO」 さんが提供するお肉は新潟県が誇るブランド牛 「あがの姫牛」。
赤身が豊富で肉本来の味わいが楽しめるのが特長の牛肉で、脂肪の甘みよりも、しっかりとしたコクのある肉の旨みが際立つのが魅力です。適度な弾力がありながらも、柔らかくジューシーな食感を兼ね備えているので、噛むほどに広がる肉の風味がたまりません。
どれも自慢のメニューだとは思いますが、その中から2品 「ローストビーフ丼」と「ステーキ丼」をご紹介いただきました。

ご飯の上にどっさりとのせられたローストビーフの迫力に思わず二度見していまいそうですよね。
ソースは「オニオンガーリック」、「和風おろし」、「スイートチリ」、「棒棒鶏風胡麻ダレ」、「24ct魔法の粉(24種類のスパイス)」の5種類から選ぶことができるので、いずれ全種類制覇してみたいという野望がむくむくと湧いてきます。

低温調理で3時間半じっくりと火を入れることでふっくら、ジューシーに仕上がったお肉をさらに一晩冷蔵後で寝かせてから提供するため、すぐに作り足すことが叶いません。一度に仕込めるのは約5~6kgくらいで、そのお肉がなくなり次第終了となるそうです。
薄くスライスされたお肉を一枚とって、ごはんをくるんで食べてみると、口の中が幸せいっぱいに。お肉の柔らかさはもちろん、「私は今肉を食べている!」という実感がこみ上げてくる「THE肉!」の味わいをぜひ体験してみてください。やみつきになりますよ!

ローストビーフよりももう少し肉厚で香ばしいお肉が好みという方にはこちらのステーキ丼がオススメ。ローストビーフ用のお肉を厚くカットして焼いてあります。
こちらは「オニオンガーリック」、「和風おろし」、「わさび醤油」、「バター醤油」の4種類からソースを選べます。ね、これも全部制覇したくなるでしょう?

肉厚で噛み応えがある中にも、柔らかさを感じるのは、一度ローストしたあとに表面を焼いているからだそう。そうすることで肉汁を閉じ込めるため、お肉が柔らかくなるそうですよ。ちなみにステーキ丼はお肉の量を120g、150gの2つから選べるので、お腹の空き具合にあわせて決めてくださいね。



ご紹介した2品のほかに、ハンバーグ定食やカレーなど、お肉が美味しい料理がずらり。
さらに期間限定メニューも随時登場するので、それもまた楽しみですよね。
ディナータイムには、通常のランチメニューに加え「焼餃包」(ヤキギョーパオ)や「よだれ牛」などの一品料理も用意されているそうなので、飲める方はぜひお酒と一緒にいかがですか。

今後は使用する部位を「トウガラシ」という希少部位に切り替えることも計画中で、どんどん美味しさを追求していく予定だとのこと。
「今日はお肉が食べたい気分!」そんな日は、ぜひ亀田駅前徒歩1分、『YUMERICO』 さんをお訪ねください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
YUMERICO(ユメリコ)(割烹やまよし) |
---|---|
TEL・予約 |
025-381-5057 |
住所 |
新潟市江南区東船場3-2-28 |
営業時間 |
火曜~土曜11:00~14:00、17:00~20:30 日祝11:00~14:00、17:00~20:00 (L.O 30分前/お肉がなくなり次第終了) |
定休日 |
月曜 |
リンク |
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