時々カフェ
時々、ひっそりとオープンする山の上のカフェ。『時々カフェ』
自然の多さとロケーションの良さが人気の秋葉山エリアに2021年5月に『時々カフェ』というユニークな名前のカフェがオープンしました。
階段を昇っていくエントランスは、秋葉山周辺の住宅や店舗に多く見られるお馴染みのスタイルです。
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リンゴをモチーフにした洒落たロゴマークに、店名のフォントもどこか古さと新しさが同居した感じ。
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ドアを開けると、そこには明るく開放感のある空間が広がっていました。一番奥が吹抜になっているので2階の窓から陽光が差し込んでいます。
ふわっと優しいなつかしさに包まれるのは、柱や梁、土壁の質感などどことなく見覚えがあるような気がするからでしょうか。夏休みに遊びに行ったおばあちゃんの家、建て替える前の実家、心のアルバムにしまい込んだ記憶が蘇ってきます。
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それもそのはず、この場所は店主の高橋浩子さんが高校卒業まで暮らした実家をリノベーションしたもの。現在は埼玉県在住の高橋さんが故郷でカフェを営むことになったのはどういういきさつがあったのでしょうか。ご本人にお話をうかがいました。
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「両親が亡くなった後、ずっと空き家になっていたんですけど」と高橋さん。いつまでもそうしておくわけにもいかず、実家の土地建物を処分するために一時帰郷し不動産屋さんに相談したところ、思うようには話が進まず頓挫。お洒落にも見える階段を上がるアプローチがネックとなって土地の売却は難しいと言われてしまったのだそうです。
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よりによってその日は雨。がっかりして落ち込んだ高橋さんの心にいっそう暗い影を落としました。ところが翌朝、天気は一変して晴天となり、実家の周囲を見渡した高橋さんの心も一気に晴れ渡ります。「この辺、なかなかステキじゃないの!」
周辺には他にも空き家が増えており、高橋さんは界隈の活気を取り戻すための突破口を開こうと一念発起。カフェを開業することを決めたのだそうです。「最初は石窯を作ってピザを焼こうと思ったんですけど、この辺りにあまりなくて、実家を活かしてできるものということで、カフェに落ち着きました」とのことです。
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ご主人やお子さん達も賛成してくれ、さら小学校時代からの同級生達のお手伝いもあり、開店を迎えた店はその名の通り「時々」営業するスタイル。現在も埼玉に住む高橋さんが帰郷した時だけの営業ということで、基本的に隔週の日・月のみオープンとのこと。(お店の営業日についてはInstagramにて発信されています)
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食事メニューは“スープカレー”の一択。食べ終わっても胃が重くならない優しいカレーを目指したという言葉通り、食後感がとても爽やか。ゴロゴロ野菜がたっぷり入って満足度も高いオススメの一品です。
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スイーツ系はバスクチーズケーキや真っ赤なリンゴのタルトタタンなど、高橋さん自身が美味しいと感じた物だけを提供しています。
埼玉では、子ども達と、表現力を養うための劇づくりを中心とした英語教育活動をしている髙橋さん。“時々カフェ”も、人が集まったり何かを創造したりといった場所として利用してもらえたらうれしいと話します。
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2階のフリースペースの貸し出しもOKとのことなので、ちょっとしたミーティングやワークショップなどに、活用できそうですね。高橋さんが不在の時でも貸し出しOKとのことなので、気になる方は直接尋ねてみてください。
自然がいっぱい、懐かしい気持ちになれるカフェ。『時々カフェ』さん、ぜひご利用ください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
時々カフェ |
---|---|
住所 |
新潟市秋葉区秋葉3-2-14 |
営業時間 |
隔週日曜・月曜(お店のInstagramにてご確認ください) 11:00~17:00 |
リンク |
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