ARSENE(アルセーヌ)
怪盗のアジトみたいなお菓子屋さん。店内には宝物みたいなお菓子がずらり!『ARSENE(アルセーヌ)』
燕市井土巻の住宅地、大通りから1本中へ入ると不意に現れるスタイリッシュなお店。こちらは、宝石のように美しいチョコレートとケーキが評判のパティスリー、 『ARSENE(アルセーヌ)』 さんです。
アルセーヌ?なんだか聞き覚えのある名前じゃないですか?そのあたりの事もお聞きしてきましたよ!どうぞご覧ください。

お店のロゴマークを見て思わずニヤリ。シルクハットとモノクルを模したこのマーク、店名の 『ARSENE(アルセーヌ)』 とは、やはりフランスの大怪盗 アルセーヌ・ルパン (作家モーリス・ルブランが創作した架空の登場人物) にちなんでいるのでしょうか。

その問いに答えてくださったのは、オーナー・パティシエの渡邉光城(わたなべ・みつしろ)さん。新潟の製菓・調理専門学校を卒業後、旧巻町の 「ラ・パティスリー プレジール」さんで約10年、続いて神奈川県川崎市の 「パティスリー エチエンヌ」さんでさらに10年近く修行をした後、2023年10月に、地元である燕市で独立開業、 『ARSENE(アルセーヌ)』をオープンしました。

以前勤めていた「エチエンヌ」さんでハロウィンのイベントを行った際、渡邉さんが人気アニメのキャラクター「ルパン3世」に扮したところこれが好評で、店のマダムからいずれ自分の店を出す時は店名をルパンにするようにと言われたのだそうです。
「でも、ルパンはさすがにちょっと…。それで、アルセーヌにしました」と渡邉さん。ちなみにアルセーヌ・ルパンにちなんでデザインしたロゴマークは、シルクハットの部分をお皿に載ったケーキに見立て、キャンドルが立っています。おしゃれですよね!

最初はパティシエではなく洋食のシェフを目指すつもりだったという渡邉さんですが、「ちょうどパティシエ人気のブームがきて、こっちの方がモテるかなと思って(笑)」 という理由で菓子作りの道を進むことに。
最初に勤めたプレジールさんではパティシエの中で2番手のポジションを任されるまでになっていましたが、いずれ独立するためには他の店での経験も必要だと考え、本場フランスへ渡るつもりでいたそうです。そんな時に川崎のエチエンヌさんを渡邉さんに紹介してくれた人がいました。
エチエンヌさんのシェフに 「フランスもいいが、関東の菓子店も世界に通じるから一度来てみなさい」 と言われ訪ねてみたところ、ケーキに使うフルーツを農家まで実際に出向いて選ぶシェフの姿に驚いたそうです。
そして、桃狩りに同行させてもらった渡邉さんは、その場で 「はい、採用」 と伝えられ、エチエンヌさんでも2番手のポジョションで働くことが決まったのだとか。

こうして勤めることになったエチエンヌさんで、渡邉さんは宝石のように美しい 「ボンボンショコラ」 と出会います。
「自分がエチエンヌのボンボンショコラのファンなので、これは絶対に自分の店でも作りたかったんです」と渡邉さん。
『ARSENE(アルセーヌ)』 さんの店内に入ってすぐのショーケースに、ずらりと並んだボンボンショコラの美しさはまるで宝石のよう。思わず足を止めて眺めてしまうこと間違いなしです。

開店当初は8種類でスタートしましたが、お客様に喜んでもらおうと、だんだん種類が増えて現在は14種類になりました。今後もさらに新しいものを加えたり入れ替えたりしていきたいということなので、楽しみですね。
3個入り、6個入り、10個入りのギフト箱入りのほかバラ売りにも対応していて、組み合わせは自由に選べるので、お気に入りをチョイスする楽しみも。

ケーキも人気な 『ARSENE(アルセーヌ)』 さん。
中でも 「ガトーショコラ」 は、どっしりとして濃厚なタイプではなく、ふわふわ系の生地なのが特徴。ぜひ一度味わっていただきたい美味しさです。



チョコレート系のケーキだけでも、他になめらかなショコラムースの 「オニキス」、バタークリーム使用でしっかり系の食感でありながら舌に載せると溶けていく食感が楽しい 「グランディール」、ミルクチョコレートムースの 「キャラメリア」、外がバニラムースで中にチョコレートクリームを詰めた「ショコラ・バニーユ」 などがあり、ショーケースの前で選びきれずに迷ってしまうこと確実!

ケーキに使用するフルーツもその種類に応じて専門の農家さんとのお取引が進み、安定して美味しい新鮮なフルーツを用意できるようになったそうです。農家まで直接買い付けに出かける前店での経験がここにも生かされているのですね。



ケーキやチョコレートのほか、お茶菓子として重宝する焼き菓子類も充実。奥様の翔子さんがセレクトしているパッケージがとても素敵なものばかりなので、ちょっとした手土産やお礼の品としても喜ばれそうです。


また、開店1周年を機に登場したのが、看板商品の 「ガトー・ブルトン」です。
フランスのブルターニュ地方の伝統的なお菓子を 『ARSENE(アルセーヌ)』 流にアレンジしたもので、外側はサクサクの焼き菓子、内側にはジャンドゥーヤ(チョコレートとヘーゼルナッツのペーストをあわせたもの)のガナッシュが入っていてしっとり。
渡邉さんによると 「目が飛び出るほど美味しい!というものではないけど、そこにあるといつのまにかなくなってしまうお菓子」 なのだそう。
「コーヒーにも紅茶にも合うんですよ」と翔子さん。
リビングのテーブルや、PCの横、デスクの隣などに置いておいて、ちょっと口寂しい時や疲れた時などに1切れつまめると最高ですね。

店舗横の敷地はテラスになっているので、季節の良い時には買ったばかりのケーキやお菓子をそこで味わって帰ることもできます。夏場にはかき氷の販売もするそうなのでおすすめ!
将来的には屋内でゆっくり飲食を楽しめるカフェスペースを併設したいというのが渡邉さんの目下の目標だそうです。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
ARSENE(アルセーヌ) |
---|---|
TEL・予約 |
0256-47-4572 |
住所 |
燕市井土巻2-181 |
営業時間 |
10:00~18:30 |
定休日 |
火曜+水曜不定休あり |
リンク |
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