新潟うどん どんどらさん 豊栄本店
波とともに出会った一杯から生まれた味。新潟うどん どんどらさん 豊栄本店
新潟市北区木崎。新潟リハビリテーション病院のほど近く、県道3号線沿いに建つ「新潟うどん どんどらさん 豊栄本店」。

昼時になると、家族連れや高齢の方、仕事の合間の人たちでにぎわうこの店には、何度も足を運びたくなる理由のある一杯があります。それは、店主・井村雄一郎さんが、波を追いかけ、素材と向き合い、時間をかけて積み上げてきた経験そのものが、美味しさを裏打ちしているからです。

井村さんは若い頃からサーフィンに打ち込み、今も柏崎のクラブチームに所属する現役サーファー。27歳の頃、波を求めて仲間と全国を巡る旅の途中、香川で出会ったさぬきうどんのおいしさに強い衝撃を受けました。その体験は、ずっと心に残っていたといいます。
その感動を胸に、10年後再び香川へ。しかし、かつての味が変わってしまったように感じたという井村さん。
「あのときの感動は何だったのだろう」
そう思い返しながら、「それなら自分でやろう」と決意し、香川のうどん専門学校に入学するという驚きの行動力を示します。

「どんどらさん」は香川の言葉で「雷様」という意味。
もともと経営していた居酒屋をうどん屋に変えるにあたり、「讃岐うどんの店としてやるなら香川にちなんだ名前を」と決めたそうです。
この場所を選んだのは、近くの直売所によく通っていて、ここがずっと空いているのを知っていたから。
なかなか借り手がつかなかったこの物件を、鳶や建築の経験がある自分ならできると引き受け、大工さんと一緒に自分の手で店をつくり上げました。


壁は珪藻土。波をイメージして塗ったそうです。
薪ストーブは、自分で壁に穴を開け、煙突を通して設置。
ただの内装ではなく、井村さんの生き方や感性をそのまま形にしたような空間になっています。


店内は、カウンター席、テーブル席、小上がりのお座敷の席があります。小さなお子さま連れや高齢の方も多いため、お座敷の小上がりの段差は低く、床にはクッション材を使用。おひとり様から家族連れまで誰でも安心して過ごすことができますよ。


さらに、お子さま連れに優しいサービスも充実。来店したお子さまには、お菓子のプレゼントや、絵本・おもちゃの貸出し、こども用椅子の用意もあるので食事の時間も飽きずに過ごせます。また、ブランケットの用意もあるので、冷えが気になる女性や高齢の方にも安心。
来店した方が心地よく過ごせる、気配りの行き届いたお店です。
それでは、店主の井村さん一押しのメニューをご紹介します。

まずは、一番人気の和牛肉うどん。
お肉は和牛を使用。肉ダレは、赤白ワイン、ざらめ、しょうゆ、酒、みりんを使っており、甘みとコクがありながら後味はすっきりしています。柔らかいお肉に濃いめのタレがよく絡み、相性の良さを感じられるメニューです。
濃いめの肉ダレに対し、だし汁はあっさり優しい味のため、後味まで計算された心地よい一杯でした。

続いて、寒い冬にうれしい鍋焼きうどん。なんと白味噌が隠し味。寒くなると自然に体が甘みを欲するので、白味噌を加えることでほのかな甘みをプラスしています。
新潟の厳しい冬。アツアツぐつぐつの鍋焼きうどんで体の芯から温まりたいですね!だしの美味しさがしみた具に、ふうふうと息を吹きかけながら頂く鍋焼きうどん。11月から4月上旬までの期間限定メニューです。
(実際の提供時は安全のためカセットコンロは使用しません)

そして、釜揚げ定食。冬は鴨、夏はぶっかけやざるなど、季節替わりで内容が変わります。
季節に合わせて内容が変わるので、その時その時のおいしさに出会えます。
つるつるシコシコの麺のおいしさを楽しみたい方には冷たいうどんもオススメですよ。

お店で使用するうどんの粉は香川の粉屋と相談して決めた4種ブレンド。食感はつるつるもちもちでやわらかい食感。高齢の方や小さいお子さまにも安心して食べてもらうことができます。

だしは一日に35〜50リットル仕込みます。その味は、10年以上変えていません。お客様に何度も食べていただけるよう、美味しさを守り続けています。
こだわりのだしは利尻昆布、香川のいりこ、サバ節、イワシ節、カツオ節を組み合わせ、雑味のない、やさしくも奥行きのある味に仕上げています。さらに夏は塩を、冬は砂糖を多めにして味を調整しているんだとか。なぜなら、人間は季節によって欲するものが違うからだそうです。

取材中、だしやうどんのレシピをすらすらと教えてくれる井村さん。それは 「作り方を教えても同じ味は絶対出せない」 という自信があるからだそうです。2019年4月にオープンして以来積み上げてきた経験と感覚こそがこの美味しさの隠し味なんですね。

そして、ぜひおすすめしたいのが、木曜限定20食の 「まかない定食」 。12時前に完売することもある人気メニューです。
スタッフのまかない食を見たお客さんの 「あれ食べたいな」 の一言がきっかけで提供を始めたそうです。
水曜日が定休日のため、仕込みに時間をかけられる木曜だけの特別なメニューになっています。この「まかない定食」が新メニューへの挑戦になっているんだとか。今後の新メニュー登場がたのしみですね。


平日の昼間に作業服で来店するお客様が休日になると家族を連れてきたり、小さい子が学生になり友人と一緒に食べにきてくれるなど、来店し続けてくれるお客様がいるそうです。お客様がメニューをみて悩む姿や、「おいしい、いつもありがとう」の感謝の言葉を言われたときが一番うれしい瞬間だという井村さん。目の前の誰かの喜びがいちばんの励みとなっています。

「今はもう自分一人の店じゃない。スタッフもいるし、楽しみに来てくれるお客さんもいる。
だから、この店を続けていくことがいちばんの目標なんです。」
派手ではないけれど、誠実で、静かに力強い。
そんな店主の姿勢が、この店のうどんと空気をつくっています。ぜひお気に入りの一杯を発見しに足を運んでみてください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
新潟うどん どんどらさん 豊栄本店 |
|---|---|
TEL・予約 |
025-250-6607 |
住所 |
新潟市北区木崎1754-3 |
営業時間 |
11:00~15:00(L.O.14:30) 日曜日のみ 11:00~20:00 |
定休日 |
水曜日 |
リンク |
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