Un sourire(アン スリール)
30年間東京で愛されたフランスの洋菓子が五泉のふるさとの味としてReスタート!!
2022年12月12日にお店をオープンしてからちょうど1年。全国からオーダーが入る五泉市の洋菓子店Un sourire(アン スリール)。オランジェットというフランスのチョコレート菓子をメインに販売しています。オープンして1年足らずで全国から注文が入るお店って、かなり気になりますね。そしてオランジェットという聞き慣れないお菓子の名前も。いろいろ気になるので早速お店に伺ってみました。
村松方面へと続く県道7号沿い、シックなネイビーブルーの外観が目印の小さな洋菓子店がUn sourire (アン スリール)です。こちらのオーナーの江口真季子さんは、幼い頃からお菓子のレシピ本を眺めることがとにかく大好きで、見ているだけで楽しい気分になっていたそうです。そして中学生の頃にはパティシエという職業を意識し始め、高校を卒業後の18歳でその夢を叶えるため上京し修行に励みました。華やかでキラキラした洋菓子店の裏側で、厨房の仕事は体力勝負のきつい世界。くじける気持ちを奮い立たせパティシエの修行を10年経験した後、オーナーシェフが遠い親戚でもある東京・世田谷のアンスリールに行ったのをきっかけでアンスリールに転職する事になりました。
この東京・世田谷の「アンスリール」は、創業から30年以上オランジェットを看板商品にした洋菓子店で、その他に生ケーキや焼き菓子を20種類以上つくっていたそうで、地域の方はもちろん全国にそのファンがいる洋菓子店でした。 江口さんはここで、製造・販売・通販の受注や経理などオールマイティに仕事を任され、その中でもオランジェットの原料になるオレンジピールをカットする作業では、厚さと長さに1mm の妥協も許されなかったそうです。
「原料が自然のものなので皮の厚みが一定ではないですよね。それを1mm の誤差がないようにカットするのですがよく叱られていました。 ただ、このサイズにこだわったからこそ、オレンジピールとチョコレートのバランスが最高に表現出来ているし、 それがお客様に愛され続ける理由なのだと思います。」江口さんのつくるオランジェットは、オレンジの香りをギュッと凝縮させた芳醇な香りと、カカオの程よいほろ苦さが高級な大人のお菓子という印象です 。コーヒーはもちろんシャンパンや年代物のワインとの相性も良さそう。
世田谷の「アンスリール」は2021年に惜しまれつつも閉店しましたが、翌年の2022年に江口さんがその味を引き継ぎ、生まれ故郷の五泉市で復活させたのです。「オランジェットの味を残したい気持ちと、いつかは地元に戻って自分の店を持ちたい気持ちが一緒になって実家の近くのこの場所にお店を構えました。お店のロゴもパッケージもほとんど世田谷のものと同じ物を使わせていただいています。」
オランジェットは下ごしらえから店頭に並べるまで3~4日を要する、とても手間暇のかかるお菓子だそうです。その他に、店頭で販売する5~6種類のケーキを制作。そして、世田谷のお店のお客様からも次々と注文が入り、オープン当初からとにかく忙しい1年だったそうです。忙しかったけれど、順風満帆な滑り出しを見せた1年目。2年目の目標はありますか?とお聞きすると「お店を大きくするつもりはないんです。今まで教わってきたことを忠実に守りながらオランジェットを好きになってもらえればと思っています。」と江口さんの人柄が伝わるお返事を頂きました。
オランジェットは店頭での販売以外に、オンラインショップからの注文に対応しています。 注文から翌日には発送してくださるそうです。 また、五泉市のふるさと納税の返礼品として選ばれているので、ふるさと納税を利用されている方は要チェックですよ。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
Un sourire(アン スリール) |
---|---|
住所 |
新潟県五泉市木越1519-3 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
定休日 |
月曜・火曜 |
リンク |
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