ラーメン日和
津川でずっと愛されてきた食堂の味を受け継ぐ『ラーメン日和』さん。最後の1滴まで飲み干したくなるやさしい美味しさのスープが自慢です。
阿賀町上ノ山の住宅街にひっそりと佇むラーメン屋さんがあります。
お店の名前は『ラーメン日和(ひより)』さん。
11時から14時までのランチタイムのみの営業で、開店時間ともなるとあちこちからお客さん達が集まってくる人気店です。
店主の柾木哲郎さんは、新潟市内で長年鉄道マンとして働いていましたが、定年を2年後に控えたタイミングで早期退職をし、この場所にマイホームを建てて奥様のゆかりさんと共に移住しました。
お店をオープンしたのは2016年の2月18日。
ゆかりさんが以前、津川駅前の食堂でラーメンのスープ作りを担当していた経験をもつこともあり、自宅を利用してラーメン店を開くことにしたそうです。
店名は「今日はラーメン日和だね」なんて言いながら気軽な気持ちで来てもらえれば、と名付けられました。
また、オープン日にちなんで毎月18日を「日和の日」とし、全品50円引きの太っ腹サービスを実施されています。
「ラーメン」と書かれた真っ赤なのれんが印象的なこのキッチンスペース。
もともと自宅のリビングダイニングだったスペースなので、実家に帰ってくつろいでいるような居心地の良さがあり、つい長居したくなってしまいそうです。
お客さんから注文が入ると、柾木さんはキッチンで調理を担当しますが、ゆかりさんはお庭にあるもう1つの調理場へと移動します。
この調理場は柾木さんがご自身で建てたもの。中は明るくきれいで、このスペースでスープを作ったり、チャーシューを煮込んだりといった作業を行っているのだそうです。もちろん保健所の許可も得ているということです。とてもご自身で建てたとは思えないほど立派ですよね。
どんぶりにスープを注ぐ時に、ゆかりさんは必ず「ラーメン美味しくなあれ」と声を掛けます。1杯のラーメンと、それを食べるお客さんへの愛情が感じられる素敵なワンシーンでした。
離れていても阿吽の呼吸で調理していくその様子はさすがのひとこと!
もともと津川駅前で提供されていたラーメンのスープの味をそのまま受け継いでいるので、津川近郊の方たちにとってはなつかしい、特別な味。
とんこつと煮干しを使ったあっさり系で、年配の方やお子さんでも安心して食べられるやさしい風味が特長です。
今回まずご紹介するのは、ラーメンと半チャーハン、サラダがセットになったランチセット(900円/税込)。透明感のあるきれいなスープに、ラーメンは細麺。
こういう昔ながらのラーメンを無性に食べたくなることってありますよね。
パラパラのチャーハンは、月岡温泉の某旅館で料理長を務めていた友人直伝だという特別レシピ。ご友人は料理長を引退され、次世代に引き継がれたとのことで、今となっては『ラーメン日和』さんでしか食べられない幻のチャーハンです。
ランチセットは麺類にプラス300円で半チャーハンまたはミニカレーライスとサラダを付けることができるので、ぜひお好きな麺類と組み合わせてお楽しみください。
次にご紹介するのは「味噌麻婆ラーメン」(900円/税込)です。こちらの麺はスタンダードは太麺。ですがお好みで細麺にも変更可能とのことで、お客様に大好評です。
『ラーメン日和』さんでは、普通のラーメンと麻婆豆腐を組み合わせた「麻婆ラーメン」(850円)の他に、味噌ラーメンと麻婆豆腐を組み合わせた「味噌麻婆ラーメン」があります。
こくがあってまろやかな味噌ラーメンにたっぷりとかけられた麻婆豆腐。この組み合わせが美味しくないわけがありませんよね。『ラーメン日和』さんに行ったらぜひ味わっていただきたい1杯です。
そして、3品目は「冷やし中華」(850円/税込/夏季限定)です。
少しでも冷たい状態で食べられるようにと、器を冷蔵庫で冷やしておき、大きな氷をごろんと載せて提供されています。氷が溶けて味が薄くなってしまわないように、たれは濃い目にしてあるので最後までしっかり美味しさを楽しめますよ。
錦糸卵の味付けが絶妙で、これはゆかりさんでないと出せない味。柾木さんは手を出せない領域なのだそうです。お二人の分担がきっちりできているところも、美味しさの秘訣なのかもしれません。
開店当初は出前専門だったそうですが、お客さん達の要望に応えるかたちで自宅での提供を始めたとのこと(現在も津川エリア内なら出前OKです)。
住宅街の真ん中なので場所は少しわかりにくいかもしれませんが、探してでも食べに行く価値があると評判の美味しいお店です。ぜひ一度、訪ねてみませんか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
ラーメン日和 |
---|---|
TEL・予約 |
0254-92-4039 |
住所 |
東蒲原郡阿賀町上ノ山12-2 |
営業時間 |
11:00~14:00 |
定休日 |
月曜 |
この記事をシェアする
人気記事ランキング
- しょこら亭
- 駄菓子や 昭和基地一丁目C57
- ゑびす屋(すにーかー倉庫×アウトレット)
- 菓子工房 いち華
- パティスリー&レストラン MAMEFUKU(まめふく)
- 村の洋食屋 かりん亭
- UNE HUIT CAFE(アン・ユイット・カフェ)
- 小さなケーキ屋さん パティスリーMerrily
- たのしいスーパー エスマート
- 平山豆腐店
- 五泉名物とりかん
- 栗原製菓
- お昼ごはん 時々 夜ごはん TAMARIBA(タマリバの台所)
- 『ちいさなお菓子屋さんWAYOGASHIのABE』
- フジイ菓子店(ケーキの店フジイ)
- メンドコロ スガ井
- 亀田公園
- 田中肉店
- 中華食彩 なな福
- お菓子のきりん堂 Free Style Patisserie L.P.S
- SWEETS CAFE TOM’N CHI(スイーツ・カフェ・とむんち)
- 和み中国料理 桃林
- みやパン
- 新潟薬膳カレー Ricca(リッカ)
- 割烹 大倉屋
- そば処 やまと茶屋
- 小池商店
- BESTIE FRENCH FRIES(ベスティーフレンチフライズ)
- GALVO(ガルボ)
- COFFEE CITEN(コーヒー シテン)
- 銘菓処 まつとく
- とんかつ小川亭
- Petit canard(プティ カナール)
- すし政ダイニングさら
- お食事処 醍醐食堂(ダイゴショクドウ)
- あかりベーカリー
- patisserie remplir
- 笹周
- 里山ハーモニー 奏の家
- にいつ駄菓子の駅
- レストラン ムッシュ
- OLD PALE
- fuller(フラー)
- LIBEBAR(リべバル)
- 中華そば さぶろう
- くれーぷaco
- しろね大凧と歴史の館
- 手づくりパン・ジェラートClair(クレール)
- BOB HOUSE(ボブハウス)
- 石碾き蕎麦 越水(こしみず)
cocomo(ココモ)ってなに?
「あ、ここも行ってみたい。」思わずそうつぶやいてしまうようなスポット・情報を発信するWebマガジンです。