秋房

天神屋会館

大正浪漫あふれる2階席で加茂川を眺めながら味わうランチ。
小京都、加茂の『天神屋会館』。

加茂の商店街から加茂川沿いに粟ヶ岳方面に向かう途中にある、入り口前に赤い立派な太鼓橋をしつらえた趣のある建物。
こちらは大正5年創業の仕出し・割烹『天神屋会館』さんです。

今回お話をしてくださったのは、3代目店主の酒井藤男さん。
『天神屋会館』の創業は大正5年。
現店主である酒井さんの祖母が、市場で仕入れた魚を担いで棒手振りをして売り歩いたことから始まります。
その後、店主のご両親が夫婦二人三脚で大きく育て、昭和58年に現在の場所に移転し、慶事や法事、会合などでたいへん賑わったそうです。
そして時代が変化。
「でも今はそういう時代じゃないですからね。宴会そのものが減っているし、飲食店も変わっていかないとね。」
という酒井さんは、
「変わることは怖くないですよ。」と続けます。

その言葉通り、酒井さんは2012年から2013年にかけて店内の空間を大改装します。
美しいステンドグラスに大正浪漫が香る部屋「歩」、衣桁に掛けられた打ち掛けが趣を感じさせる部屋「凜」。
いずれも加茂川に面した二つの部屋は眺めの良い2階部屋です。遠く弥彦山まで見晴らせる自慢の部屋となっています。

また、サービスやスタイルそのものも変化。
ランチサービスをスタートさせます。
本格的な料理がずらりと並ぶその美しさ。またその料理の美味しさは仕出し、割烹を営んできた技と経験があってこそ。さらに、リーズナブルな価格に目を見張るばかりです。
これらの料理は加茂川を眺められる趣のあるお部屋でしかも予約なしで食べられるのですから、これはもう行かない手はありません。
「いちおし会席」や「ローストビーフ御膳」だけでなく、他にもいろいろな会席料理や御膳料理のランチメニューもあります。

ひときわ目立つ茶室「遊喜庵」は『天神屋会館』のもう一つの魅力でもあります。
「遊喜庵」は酒蔵から譲り受けた「酒樽」を利用してつくられたそうです。とても立派な茶室のたたずまいに、圧倒されてしまいますよね。
現在中庭に置かれているこの「遊喜庵」を近々店の前に移設することになっていて、店のシンボルになること間違いなしです。
「その横にはミニステージを設置して、今後はコンサートの開催などもやっていきたい」と楽しそうに話してくださいました。

時代の流れに合わせ、変化し続ける『天神屋会館』。
高校卒業後は勤め人として働きながら夜間短大に通っていた店主酒井さんでしたが、ご自身が天神屋会館を受け継ぐことになったそう。
人との出会いに恵まれて国内でも有数の料理人会のメンバーとなるなど、料理の腕、経営の手腕ともに学びの場に困ることはなく、「今では天職だと思っています。」と語ります。

『天神屋会館』のある道沿いには、加茂の人気日帰り温泉施設「美人の湯」や「粟ヶ岳県民休養地」、「加茂水源地」などの人気スポットがあります。
行楽の行き帰りにも最適。
身近な加茂で小京都を味わえるなんて魅力的ですよね。
加茂川を眺めながら本格的なランチで、大正浪漫を感じに『天神屋会館』へ行ってみませんか。

スポット情報Spot Information

スポット名

天神屋会館

TEL・予約

0256-52-8160

住所

加茂市秋房1-29

営業時間

ランチ  11:30~14:00
ディナー 17:00~21:30(要電話予約 2名~予約可能。料金3,500円/人~)

定休日

火曜日

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