新潟薬膳カレー Ricca(リッカ)
カレーで農家さんを応援!!
“健康”と“おいしい”がたっぷりの薬膳カレー
2021年11月にオープンした「新潟薬膳カレーRicca(リッカ)」。
野菜たっぷりな薬膳カレーを目当てに、平日のランチタイムは女性客で埋まる人気ぶり。
ハンチング帽が良く似合う、オーナーの米田さんにお話を伺いました。
今から約15年前、北区で自然食品のお店をオープンさせた米田さん。
「その頃、有機農家さんのお手伝いもしていて、『有機農法』は農薬を使わない分、手間暇がかかって大変でした。けれど、農家さんとの関わりの中で、地球環境や消費者の健康など未来のことを考えて、『有機』と向き合う農家さんの情熱に触れたことにより視野が広がりました。」
人間と自然は一体のもので、”地産地消”や”身土不二”など、その土地で採れた旬のものの素材を生かし、調理して頂くことが、健康で豊かに生きる礎になるということだったそうです。
人生の視野がどんどん広がる学びを得た米田さんは、「農家さんを応援したい!! 地元野菜を知ってほしい!!」という想いが自然と沸き上がったそうです。
その気持ちは、やがて地域全体を活性化したいという思いへつながり、まちづくりコーディネーターの資格の取得や、会社を興して新潟の米粉を使った商品を販売することに繋がりました。
その縁がつながって、昨年『Ricca』をオープンすることにもなったそうです。
『Ricca』のメニューには、それまで米田さんが得た食の学びが集約されています。
それが『薬膳』です。薬膳には“薬食同源”の考えが基本にあります。
薬食同源とは『すべての食べ物に薬効がある』『誤った食事は病を生み、正しい食事で病は自ずと癒える』という考え方です。
「日本は四季があり、年に4回訪れる、立春・立夏・立秋・立冬の直前の約18日間を土用といいます。土用にその土地の旬のものを食べることが体にとても良いそうです。さらに、育てた農家さんの応援にもなります。」
それでは、薬膳の考えを取り入れたカレーを紹介します。
メニューは『辛くないトマトチキンカレー』と『豚あらびき肉のジンジャー味噌キーマ』。
そして両方のカレーをあいがけにした『よくばり合いがけカレー』があります。
よくばり合いがけカレー
『辛くないトマトチキンカレー』は、玉ねぎを低温でじっくり炒め甘さを引き出し、煮込んだトマトの甘味と相まって本当に辛くない。辛くはないのだけれど、クミンやコリアンダーなど4種以上のスパイスが効いて香りがスパイシー。
こちらのカレーは、お子様用のKID’sカレーにも使用されています。
『豚あらびき肉のジンジャー味噌キーマ』は、6種類以上のスパイスと味噌のバランスが絶妙な少しピリ辛のカレー。
粗挽のゴロゴロした肉とタップリ入ったひよこ豆のほくほくとした食感で食べごたえばっちりです。
ご飯は白米に古代米の黒米を混ぜてアントシアニンたっぷり。
アントシアニンは抗酸化成分が多く含まれているので、体の酸化を防いでくれます。
祝蕾(しゅくらい)
トッピングの野菜は、近くの農産物直売所で仕入れ、その時の旬の物を使用しています。
この日は、春を告げる「祝蕾」という、めずらしい野菜が入荷できたそうです。
素揚げ調理し、野菜本来の甘味が十分に引き出され、カレーの旨みがより一層甘さをひきたてているようです。
「地元の野菜をもっと知ってほしくて薬膳カレーを始めたので、野菜の味を感じてくれたなら本望です」とのこと。調味料も「薬膳」の考えのもと、できるだけ地元のもので揃え、ドレッシングも手作りです。
この日のサラダは、手作りの豆乳マヨネーズでいただきました。
デザートは、季節の物が食べられるのも嬉しいポイント!
テイクアウトもできるので、お店で食べる時間のない方におススメです。
米田さんに、今後の目標は?とお聞きすると、「薬膳の知識を深めていき、季節の野菜とスパイスの組み合わせで体調を整える料理も提供したい」とのことで、これからも進化し続ける薬膳カレー。
皆さんも、足を運んでみてはいかかでしょうか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
新潟薬膳カレー Ricca(リッカ) |
---|---|
住所 |
新潟県新潟市江南区嘉木4−3 |
営業時間 |
11時00分~15時00分 Lo:14時30分 |
定休日 |
水曜 |
リンク |
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