北川製餡所
阿賀野高校脇の路地にたたずむ『北川製餡所』さん。あんこ屋さんが始めた冬のおやつの定番、大判焼きが大好評です。ほくほくしっとりのあんことパリッと焼きたての皮をほおばるあの幸せを感じてみませんか。
新潟の冬のおやつの定番といえば「大判焼き」。
あんこがたっぷり詰まった熱々の大判焼きを、はふはふ言いながらほおばると心も体もほかほかに暖まって幸せな気持ちになりますよね。
1969(昭和44)年創業の『北川製餡所』さん(阿賀野市)が、あんこ製造のかたわら2020年から始めた大判焼き屋さんがTVで紹介されたことも手伝って大忙し。SNS等での口コミも広まっています。さっそくおじゃましてお話をうかがってきました。
ジャンルは異なるものの“ものづくり”が好き、“道具”が好きという共通点があるお二人。
大判焼き屋さんは他にもたくさんありますが、「あんこ屋がやってる大判焼き屋はうちだけじゃないかな」と浩さん。
それだけに、中身のあんこには自信があります。
「昔はこの辺りの人たちはそれぞれの家庭で笹団子とかおはぎとかを作っていたんで、皆さんうちにあんこを買いに来てくれたんですよ」
地域の人たちにとってはお馴染みのあんこの味なんですね。
パッケージの消しゴムスタンプは、恵子さん作。 まとめて大量の予約が入ることも珍しくありません。
「北川製餡所さんが紹介されたTV番組を見ていたら、うちのおばあちゃんが昔ここのあんこで笹団子を作ったんだよって教えてくれたんです」と言って懐かしそうに大判焼きを買いに来てくれたお客さんも。
惜しげもなくたっぷりと置かれるあんこの多さにびっくりです!
あんこがどっさり。(奥:つぶあん、手前:ごま)
昔から大判焼き屋をやりたかったという浩さんがたまたま道具店で大判焼きの機材一式を発見。「買っちゃったんですよね」と笑いました。
そこへ新型コロナウイルスの影響で様々な業界が打撃を受けるなか、あんこの卸し先であるお菓子業界も例外ではなく、誰もが打開策を講じなくてはならないタイミングが訪れます。
恵子さんは「お取引先にはお菓子屋さんも多いので、うちのようなあんこ屋がこういう物を作って売るのは気を遣わないでもなかったんですけど、何せ誰もがなんとかしなきゃっていうタイミングだったので、ご納得いただけたんじゃないかな、と思います」
と、取引先への気遣いも示しました。
もちろん隣接する工場であんこの製造販売も続けていて、あんこを買い求める場合はそちらで購入することができます。
さて北川製餡所さんの大判焼きの気になる中身はつぶあん、白あん、ごま、豆乳クリームの4種類。
――前の3つはともかく、豆乳クリームって珍しくないですか?
恵子さんにお聞きすると、「カスタードクリームと違って卵を使っていないので、卵アレルギーのあるお子さんでも食べられますよ」とにっこり。
ニュージーランド産のグラスフェットバター(牧草だけをエサとして飼育された牛のミルクで作られたバター)を使用するなど材料にもこだわった一品なのだそうです。とろりとなめらかなクリームは甘さ控えめでカスタードクリームよりさっぱりとした味わい。高齢の方やお子さんにも安心しておすすめできそうです。
ほかの3種類(つぶあん、白あん、ごま)も焼きたて熱々はもちろん、冷めても美味しいと大好評。

さらに注目すべきは外側の皮の部分!焼きたてならパリッと、冷めるにしたがってしっとりした口当たりに変わっていくこの皮がほんのりと甘く、中身の餡の美味しさをさらに引き立てているんです。
材料や配分は企業秘密!試行錯誤して生まれた北川製餡所オリジナルだそうですよ。
食べた人にしかわからない美味しさをぜひお確かめください。

そんな話題の北川製餡所さんへの行き方は、写真を参考にしてください。
水原駅前から国道49号線へ向かう駅前通りを進むと阿賀野高校の手前で右折。
反対に国道49号線「学校町」交差点から駅方向へ進むと阿賀野高校を過ぎた所で左折します。道沿いに小さな看板が立っているのでそれを目印にどうぞ。
大判焼きの販売は11月頃から4月上旬までの期間限定で、火・木・土の14~18時にオープンしています。
駐車場がありますが周辺の道路が狭いのでご注意ください。
電話で予約もできるのでご利用ください(繁忙時は電話に応答できない場合もあります。ご了承ください)。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
北川製餡所 |
---|---|
TEL・予約 |
0250-62-4579 |
住所 |
阿賀野市岡山町12-14 |
営業時間 |
大判焼き販売:14:00~18:00 あん屋:8:30~16:30 |
定休日 |
大判焼き販売:日・月・水・金(あん屋:日) |
リンク |
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