鵜ノ子

bubu食堂コリアンレストラン

韓国人の店主さんと日本人の奥様がご夫婦で営むコリアンレストランの『bubu(ぶぶ)食堂』さん。辛さ調整ができるので誰でも気軽に韓国料理が楽しめちゃいます!

江南区の49号線、鵜ノ子インターから亀田駅へと向かう道沿いに2023年11月、韓国料理を気軽に楽しめる『bubu食堂』さんがオープンしました。辛いものが食べたい気分の時など、ぱっと頭に浮かぶ韓国料理。普段のランチに通えるお店を1軒知っておきたい、そんな方にぜひオススメしたいお店なので、さっそくご紹介していきますね。

アピタ亀田店の目の前にある真っ赤な壁が目印のお店です。 「bubu(ぶぶ)」というのは韓国語で「夫婦」という意味。その名の通り、韓国人の店主さんと日本人の奥様がご夫婦で営むコリアンレストランです。

お二人が出会ったのは軽井沢の焼肉店。寿美子さんはこのお店でアルバイトとして働いていて、千さんは当時カナダ在住でしたが、この焼肉店の方と知人関係にありお店の応援に来ることに。同じお店で一緒に働いたことが出会いのきっかけだったそうです。

その後韓国に戻った千さんと、日本を股に掛けての交際期間を経て結婚。長野県出身の寿美子さんの地元で焼肉店を開業したのが、お二人の最初の店となりました。その店を4年間続けた後、出会いの地でもある軽井沢に創作イタリアンとビビンパの店をオープン。軽井沢は人の往来が多いのでお店も忙しく、7年ほど経った頃にゆったり働ける環境を求めて新潟へ。

何故移住先に新潟を選んだのですかとお尋ねすると、「主人が釣り好きだからなんです」と寿美子さん。特に海釣りが好きなので、海のある所に住みたかったのだそうです。長野から新潟の海へ遊びに行くことが多く、馴染みがあったので新潟を選んだというお二人。同年、『bubu食堂』オープンという運びとなりました。

ちなみに千さんは韓国で料理専門の大学を卒業して以降ずっと料理人として働いてきたベテランシェフ。寿司屋やイタリアンの経験もありましたが、「韓国の料理を身近に感じてもらいたい」と、コリアンレストラン『bubu食堂』をオープンすることに決めたのだそうです。

そんな思いのこもった料理をご紹介します。

最初に登場したのは、寒い時期に体が温まること間違いなしの「スンドゥブチゲ・セット」です。
「スンドゥブ」というのは「純豆腐」という意味で、「チゲ」は「鍋」。
生卵がついてくるので、割ってスープに落としていただきました。下の方には海老やイカ、アサリなど海鮮がたっぷり!すくう度にスプーンいっぱいの海鮮が現れます。海鮮の出汁が効いた熱々スープは、辛味も相まって体がほかほかに。ライスのボリュームがすごいのでお腹いっぱいになり、大満足です。

2品目は「ジャジャン麺」。
真っ黒い見た目がインパクト大ですが、これは韓国の「チュンジャン」(黒味噌)。「ジャジャン麺」は韓国でよく食べられるソウルフードのひとつだそうです。色は濃いですが辛味はなく、むしろ甘味を感じる味わいなのでお子さんも安心して食べられる人気メニューだそうですよ。

チュンジャンの奥深いコクと、もちもちとした麺がよく絡んでとても食べ応えがあります。ちなみに、韓国の「ジャジャン麺」と日本の「ジャージャー麺」は、もともと中国発祥のメニューが2国に渡って別々に発展した、似て非なるものなんですって。だから名前が似ているんですね。面白い雑学知識まで教えてもらっちゃいました。

そして3品目、「石焼ビビンパ」です。
石の器から香ばしい香りと音を立てて運ばれてきたビビンパの、彩りのきれいなこと!崩すのがもったいない気さえしてしまいます。そのまま食べてももちろん美味しいですし、付いてくる2種のたれ「味噌だれ」(奥)と「コチュジャン」(手前)で味変も楽しめます。そのままで味わって、たれ2種で味わって、3種類の美味しさが楽しめるので得をした気持ちになっちゃいますね。

そしてご飯を持ち上げてみると、ほら!熱々の石の器でカリッと焼けたおこげが!これはたまりませんね。香ばしいおこげに、またしても食欲が刺激されてしまいます。ちなみにビビンパの「ビビン」は「混ぜる」という意味で、「パ」は「飯」。韓国語は発音の種類が豊富なので、同じ「ビビンパ」でもお店によっていろんな表し方があるそうですよ。

ご紹介したほかにも牛肉がメインの鍋「ソコギテンジャンチゲ」や、冷麺、キンパ、トッポギなどの料理がそろっています。
『bubu食堂』さんでは、韓国料理を誰でも気軽に楽しんでもらいたいという思いから、辛さは強くしていないそうです。辛いのが好みの場合は注文時に伝えると辛さを増してもらえますよ。また、汁物以外のメニューはテイクアウトもできるので、家族へのお土産や、食事をつくる余裕のないときなどにもぜひ利用したいですね。

今はテナントとしてお店を借りて営業をしていますが、いずれは土地・建物を購入して自分達の店をやりたいと、将来の夢を話してくださったお二人。韓国出身のご主人と長野出身の奥様が新潟の地に深く根を下ろす決意を見せてくださったことも、ほっこりうれしく思います。
そして、11月23日(金)はなんとお店の1周年記念なんだそうです。日頃の感謝を込めて、11/23(金)、24(土)、25(日)の3日間、特別メニューで「ユッケビビンパ」を販売するそうですよ!また、ドリンク各種はサンキュー価格の39円でご提供!(コーヒーはアイスコーヒーのみ)是非足を運んでみてくださいね。

『bubu食堂』さんの営業時間は11時から15時までのランチタイムのみ。誰でも気軽に立ち寄れ、韓国料理を楽しめる食堂として、みなさんの定番の店のひとつに加えてはいかがでしょうか。

スポット情報Spot Information

スポット名

bubu食堂コリアンレストラン

TEL・予約

080-5109-5135

住所

新潟市江南区鵜ノ子4-1-6

営業時間

11:00~15:00

定休日

火曜、その他不定休(Instagramでお知らせ)

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