五番町

カフェ&ギャラリー どらねこ洞

音楽好きが集まる、加茂の『カフェ&ギャラリー どらねこ洞』さん。ライブツアーで全国各地のB級グルメを食べ尽くした店主が作る日替わりランチが大人気!

加茂市五番町に2021年10月にオープンした『カフェ&ギャラリー どらねこ洞』さん。
パスタの美味しいお店としても雑誌等で紹介されている人気店ですが、実は店主さんの経歴がすごいらしいんです。
そうと聞いてはじっとしていられません。さっそくおじゃましてお話をうかがってきました!

どらねこ洞さんをお訪ねしたのは日本中が10年に1度といわれる大寒波に襲われた日。

がん木のある商店街に位置するお店の入り口にも細かい雪が吹き付けていました。

こんな日は誰も出かけずに家にいそうだから、お客様はいらっしゃらないかな…と予想しつつ、店内へ。

入ってすぐの土間の部分がギャラリーになっていて、この日は加茂市在住の画家さんの作品などが展示されていました。
衣料品も置かれているので、ランチの前後などにのんびり眺めてみてはいかがでしょう。
お気に入りの掘り出し物が見つかるかもしれませんよ。
カフェは靴を脱いで上がるスタイル。
曇りガラスの向こうに店内の様子がうかがえます。
日本家屋らしい建具がそのまま残されていて雰囲気がありますね、ステキ!
独特な佇まいですが、以前はどんな建物だったのでしょう。
気になるところです。

悪天候にもかかわらず店内にはお客様の楽しそうな笑い声が。
カウンター席の他には小さなテーブル席が2つのこぢんまりとしたカフェスペースですが、それがかえって大人の隠れ家といった感じでなんとも居心地が良いんです。
一度席に着いたら根が生えてしまうタイプのお店とお見受けしました。

店主の髙橋弘雄さんにお話をうかがいました。

―――こちらの建物は、以前はどういう物だったんですか?

「お豆腐屋さんだったそうですよ。今ギャラリーにしている部分が、豆腐を売っていたスペースだったみたいです。」

現在57才。長年東京で働いていた髙橋さんですが、ご両親が高齢となったことや、仕事の業態が地方に住んでいても可能になったことから49才の時、出身地である新潟市秋葉区(旧新津市)へ帰郷。
そして一昨年(2021年)、この場所を住宅用に購入したのだそうです。
当初はギャラリーにすることは考えていなかったそうですが、住宅デザイナーさんの助言を受けて土間部分をギャラリーに。
さらに、土間から上がってすぐのスペースをカフェに改装したのだそうです。

—――東京ではどんなお仕事をされていたんですか?

「コピーライターの学校を出た後、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のプロダクション “ヨロシタミュージック”に入って、マネージャー業から最後はディレクターまでやりました。それからソニーレコードに移って30年、プロデューサーとして仕事をしましたね。」

髙橋さんはカフェの店主というほかに、長く音楽業界で活躍し、現在ご自身のレーベルも持っているプロデューサーとしての顔も持つ方なのです。

店内には髙橋さんが手がけたミュージシャン等が描いた作品が飾られていて、一見の価値あり!
デザイナーとして人気がうなぎ登りのアーティスト作品もさりげなくならべられていて、髙橋さんの人脈の広さがわかります。

―――髙橋さんのような方が加茂にいらっしゃったとは知りませんでした。

「音楽業界も今では配信が中心になって、どこに住んでいても仕事ができるようになりましたね」

―――マネージャー業を経験されているそうですが、それでは全国の美味しい物をよく知ってらっしゃる?

「ロック&アコースティックのバンドのマネージャーをしていたんですが、年間100本くらいライブがあって、全部ついて回りましたから。マネージャーなんて大してお金もないんで、各地のB級グルメを食べ尽くしましたよ。」

美味しい物をよく知っている人が作る料理って、やっぱり美味しいですよね。
どらねこ洞さんの料理の人気が高い理由、分かった気がします。

なんといっても人気なのが雑誌でも紹介された日替わりランチのパスタです。
茹で置きせず、注文を受けてから茹でるパスタにボリューム満点のサラダ、デザート、ドリンクがついて1,300円。(デザートなしの場合1,200円)

この日のパスタは、“ホタテとアレッタのペペロンチーノ” 、デザートは焼き芋&アイスクリームでした。
ガーリックの香りと唐辛子の辛さでインパクト抜群のパスタ、そしてアイスクリームがほんのり甘い焼き芋の甘さを引き立たせます。
食後の余韻に浸りながらいだだく珈琲は、髙橋さんこだわりの深煎りハンドドリップです。
パスタ、デザートどちらも日替わりで内容が変わるので、毎日食べに行っても飽きずに楽しめちゃう!常連さんが多いのも納得ですね。

他にもオムハヤシ、豚ヒレ肉のポークステーキなどが日替わりランチメニューとなる日もあって、どれも大好評。
毎日FacebookやInstagramで翌日のメニューを告知されているので、ぜひ参考にしてください。

学生時代には下北沢の超人気店でアルバイトをしていたという髙橋さん。
料理はまかない料理を作るくらいだったそうですが、そこで学んだレシピもまた現在に生かされているとのこと。
これまで食べたり、作ったりしてきた美味しい料理体験。
それを今度はお客様に提供する立場となったわけですね。
音楽と料理という2つの分野でプロデュースを続ける髙橋さんのまわりには、様々なお客様が集まります。
店内でライブが開かれる機会も多いので、ぜひ情報をチェックして訪ねてみてはいかがでしょうか。

スポット情報Spot Information

スポット名

カフェ&ギャラリー どらねこ洞

TEL・予約

080-6059-4905

住所

加茂市五番町3-31

営業時間

10:00~17:00(11:30までモーニング、11:30から閉店までランチメニュー。なくなり次第閉店)

定休日

日曜、月曜

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