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VIS-A-VIS(ヴィザヴィ)

VIS-A-VIS(ヴィザヴィ)|五泉駅前で“時間をまとったモノ”に出会う場所

五泉駅前にある 『VIS-AVIS』(ヴィザヴィ)さんは、日常の中にそっと寄り添うような、あたたかい空気をまとったお店です。店内に一歩入ると、懐かしさと心地よさが混ざり合った空間が広がり、自然と頬が緩むよう。アンティークほど古くはないけれど、現代の量産品にはない魅力があるレトロ・ビンテージのアイテムが、肩の力の抜けた雰囲気で並んでいます。

お店を営むのは五泉市出身の新田一晴さん。
大学進学で東京へ出て、卒業後はキャラクターグッズメーカーへ勤務し、その後は全国の着ぐるみ制作に関わる仕事に就きました。新潟では「ばんにゃい」や五泉市の「いずみちゃん」などの制作にも携わった経験をもっています。
その後、リサイクルショップの運営を任され、ものの流れや価値の変化を日常的に見つめる日々を送りました。

一昨年、奥様が五泉市の地域おこし協力隊に採用されたことをきっかけに、五泉へ移住。東京時代に集めていたものや、リサイクルショップから引き取った品などが膨大にあり、それらを何往復もして五泉まで運び込んだそうです。半年ほどかけて店作りを進め、2024年3月に静かにお店をオープンしました。

『VIS-A-VIS』 には、アンティークほど重厚ではないけれど、昔の丁寧な仕事ぶりが感じられるレトロ・ビンテージのアイテムがそろっています。新田さんは 「古いものの中でも、後に残したいと思えるものを置きたい」 と話します。誰からも見向きもされなくなったモノを再生させることもあり、大黒様の置物にカラフルなペイントを施して新たな表情を与えるなど、ものづくりの視点が生かされています。

五泉や新潟周辺では和の古物と出会う機会が多いことから、イギリスの食器などの洋のアイテムも取り入れ、独自のバランスでセレクトされているのが印象的です。店内には、どこかで見たような懐かしいものや、記憶の奥に眠っているような品々が、少し雑多なようでいて不思議と落ち着く雰囲気で並んでいます。宝探しをしているような感覚で、自分だけの掘り出し物を見つけたくなる空間です。

新田さんは、これからはお客様にお茶を楽しんでもらえるようなカフェメニューの提供にも挑戦したいと考えているそうです。また、昔から音楽が大好きで、毎年フジロックにも参加してきたほど。東京時代ほど機会は多くないものの、音楽にまつわるイベントや、落語家の知人とのコラボ企画なども思い描いています。 『VIS-A-VIS』 は、ものだけでなく文化も交わる場所へと育っていきそうですね。

お店はさまざまなイベントにも出店していて、そういった場では手に取りやすい価格で販売されることもあります。Instagramでは商品紹介がこまめに行われていて、気になるものがあれば来店できない方も問い合わせから通販可能です。さらに、桐箪笥に脚を付けて今の暮らしに合うようにしたり、家具の修理・リメイクの相談にも応じているので、家に眠る古い家具の活かし方を相談してみるのもおすすめです。

ただ古いものを売る店ではなく、過去と今を心地よくつなぐような存在の 『VIS-A-VIS』 。慌ただしい日々のなかで、自分のペースで選びたい時に訪れたい場所。懐かしさとあたたかさを感じる“ちょうどいい出会い”が、きっとここで見つかります。

スポット情報Spot Information

スポット名

VIS-A-VIS(ヴィザヴィ)

TEL・予約

090-1806-0861

住所

五泉市駅前1-9-8 金子ビル1F

営業時間

13:00~18:00

定休日

不定休(Instagramでご案内)

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