GALLERY & CAFE VUCA(ヴーカ)
気鋭の若手作家のアートに囲まれて、ベジタリアンも安心なヘルシーメニューを楽しめる店『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』
秋葉区役所のすぐ近く、「インテリアショップ ボー・デコール」さんのある道を国道403号線に向かって進むと、黒い外壁が印象的なこちらの建物が目に飛び込んできます。おしゃれなこの建物は、『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』さん。今回ご紹介するお店です。
2017年にOPENした『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』は、強烈なメッセージ性を もつ絵画作品で知られる倉持至宏(くらもち・しこう)氏が軸となり気軽にアートに触れる場を、と いう思いから立ち上げたスペースだということです。
横に見える階段を上がって店内に入ると、そこには外観とは対照的にホワイトで統一された明るい空間が。切り取られた窓には外のグリーンが映え、店内全体にアート展示が施されていました。
これは空間全体を一つのアート作品とみなすインスタレーションという手法。
思いがけず外界と切り離され、芸術空間に放り込まれたような心地よい浮遊感を感じました。
芸術祭の作品巡りをしたことがある方ならきっと経験のある感覚かもしれません。
『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』さんでは、若手作家を中心に、作品展を行っていて、約1~2ヶ月ごとに別の作家作品に変わります。
おじゃましたこの日は、あすかさんとはやとさんというご夫婦で活動されている「ハアフーフ」さんの作品を中心に展示されていました。
ロフト部分まで展示がされているので、ぜひ横の小さな階段を上がって作品を鑑賞してみてください。
実際に手を触れたり写真撮影もOKという場合もあるので、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。
代表のMISAE(ミサエ)さんにお話をうかがいました。
MISAEさんは長岡造形大学を卒業後、金沢で舞台美術を扱う会社に勤務。
その後新潟へ戻り割烹やイタリアンカフェ等、いくつかの飲食店勤務を経た後、2021年4月から代表として『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』の運営を行っています。
『VUCA』で作品展示を行う作家のセレクトはMISAEさんが手がけていて、気になる作家には自らコンタクトをとり、作品展へとつなげているそうです。中には展示経験のない作家もいて、その場合にはアドバイスをしたり相談に乗ったりしつつ、その作家にとって初となる展示会を実現させているとのこと。
また、個展だけではなく、複数の作家に共同での展示を提案することで新たな繋がりを生み、また、異なる作家の作品を同時に展示することで生まれる化学反応をも楽しんでもらうなど、MISAEさんにとっては全体をプロデュースすること自体が自身にとっての作品ともいえそうです。
中東風デュカライス
金沢で舞台美術に携わっていた頃、体が健康であることが何より大切な基本だと気づき、食事にはずっと気を遣ってきたというMISAEさん。
体作りと健康にこだわっていきついたのが、マクロビやグルテンフリー、ベジタリアン向けの食事で、『GALLERY & CAFÉ VUCA(ヴーカ)』で提供するメニューもそういった内容になっています。
上の写真のメニューは“中東風デュカライス”(980円)。クミン、パクチー、ナッツ等を混ぜ込んだスパイスライスです。
食事メニューは他に
“DALDALキーマカレー”(980円)/肉を使わないベジミートと豆類の本格スパイス仕立て。
“今月の特製キッシュ”、“期間限定パスタ”
などがあり、ベジタリアンの人が安心して食べられるものがそろっています。
“ベリーティーソーダ”、“フラッピーレモネード”、“スパイスコーラ”
ぜひ写真に撮ってみたいこれらのドリンク類は、左から“ベリーティーソーダ”、“フラッピーレモネード”、“スパイスコーラ”(いずれも580円)。
どのメニューもアート作品のように美しく口にするのがもったいないほどですが、一口味わうとその美味しさにまた仰天。アートには疎(うと)くてちょっと…という人も、この美味しさを味わいに行くだけで十分満足できそう!
人気の台湾カステラにも小麦粉ではなく米粉を使用。とことんこだわり抜いたメニュー展開をしているMISAEさんですが、油の使用が少なく、卵以外の動物性タンパク質不使用というそのスタイルは、店内に展示している作品群にも匂い移りや変色のリスクが少ないというメリットが 。
飲食店での作品展示には消極的な作家作品も安心して展示をしてもらえるので、展示作品の幅も広がっているようです。
「VUCA」という単語は、あらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難になっている状況を意味する造語。「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」という4つの単語の頭文字を組み合わせたものだといわれています。
MISAEさんはそれを、さまざまな個性をもつ作家たちに合わせて変化しつつ展開していくことと捉えているそうです。現在、来年(2023年)の4月までの展示予定がすでに決まっているそうですが、その後も新潟にゆかりのある若手作家を中心に魅力的な作品展を開催していきたいとのことなので、ぜひお楽しみに!
次回企画展のタイトルは「Energie / Trance and soul」。
鑑賞者の魂・精神(soul)といった心の自律的な部分を変容(trance)させるほどのEnergieを作品に内包・発露させている「西片信也」、「エハラマサミ」、「倉持至宏」3人の作家を集結させた企画展となるそうです。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
GALLERY & CAFE VUCA(ヴーカ) |
---|---|
TEL・予約 |
0250-47-7270 |
住所 |
新潟市秋葉区程島2050-8 |
営業時間 |
金・土 11:30~19:00(LO 18:30) 日 11:30~17:00 |
定休日 |
月~木曜日 |
リンク |
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