杭州飯店

「燕背脂ラーメンの元祖」といわれる『杭州飯店』。絶品中華そばと食べ応え満点の餃子をご賞味ください。

燕の『杭州飯店』といえば、今さらご紹介するまでもなく「燕背脂ラーメンの元祖」といわれる名店中の名店。その歴史は昭和8年の創業から90年というから驚きです。
平日、休日を問わず賑わい行列のできる店として知られる『杭州飯店』さんの3代目社長、徐直幸さんにお話をうかがってきましたので、ぜひご覧ください。


『杭州飯店』の創業は昭和8年(1933年)。今から90年前にさかのぼります。
中国から日本へ移ってきた祖父が、屋台のラーメン屋を始めたのが最初なんです、と徐社長。
数年後には第二次世界大戦が勃発し、日本と中国が敵対関係となっていく時代です。お祖父様は苦労をされたのでは、とお聞きすると、
「いやあ、この辺りは田舎なのでおおらかだったそうで、まわりの人は変わりなく接してくれたようですよ。逆に終戦後、中国が戦勝国になっても、祖父もとくに偉ぶることなく、それまでとまったく変わりなく振る舞っていたそうです」
そんなふうにコミュニティに溶け込み、信頼関係を築いてきたことも地元で長く愛され続けている理由の一つなのでしょう。

「杭州飯店」といえばうどんのように太い麺も特長の一つですが、屋台で営業していた初代の頃はまだ細麺だったのだそうです。(どうして極太麺になっていったのかはまた後ほど)
ただ、物資や食料が不足していた時代に、なんとかお客様にお腹いっぱい食べてほしい、満足感を得てほしいと考えて始めたのが背脂を加えることでした。
中国では背脂を加えた料理がすでにあり、それを知っていた初代が導入したのだそうです。するとこれが大評判に。満腹感が増すだけでなくスープが冷めにくいという効果まで加わりました。

直幸さんの父、勝二さんが入り、その頃にはものづくりで勢いに乗る周辺の工場群への出前に追われるようになり、一度に何十食という単位で注文が飛び込んできたそうです。


こうなると、「出前の間に麺がのびてしまわないように」、「おいしい状態で食べてもらえるように」と、だんだん麺が太くなっていったのが現在の極太麺に至ったといいますから、お店の歴史って面白いですよね。

スープを入れた丼の上に、ザルですくった背脂をチャッチャッと振ると細かい脂がぱあっと広がる様は見事で、この様子をとらえてメディアが「背脂チャッチャ系」とネーミング。
現在では背脂を使ったラーメン店は全国に数多くありますが、そのルーツをたどっていくと「杭州飯店」につながるという店が少なくないといわれますから、まさに元祖中の元祖なんですね。
今では『杭州飯店』の中華そばを食べに全国からお客様が来てくれるようになりました。


さて、このお店のもう一つの名物が「餃子」でしょう。
見てください、この大きさ。重さが1個100gといいますから、なかなかの食べ応えなのです。4個盛りと2個盛りを選べるので、食べきれる自信がない人は2個盛りにしておいたほうがいいかもしれません。
一番人気の「中華そば」(ラーメン)の麺の量も、一般的に提供されるラーメンの大盛りより多いので、一緒に餃子も注文しようなんて時にはとくに要注意です。(とはいえ美味しいのでペロッと食べちゃいましたけど)

毎日昼の休憩時間には、スタッフさん総出での餃子づくりが始まります。
最近では、こちらの餃子だけを食べに来るという人が増えたそうで、餃子も毎日仕込まないと売り切れてしまうこともあるそうです。

店内はテーブル席と小上がり併せて70席。週末にもなると、開店前から列ができるほどの人気店ですので、座席は基本的に相席となっています。

現在3代目社長として腕をふるう徐さんに、『杭州飯店』としてのこだわりについてお聞きしました。
すると、「チャーシューも背脂も、和豚(わとん)もちぶたを使用していて、1日に10kg以上は使うんです。海外のものは、世界情勢などで突然手に入らなくなったり値段が高騰したりということがある。やはり、安定して変わらない味を提供するためには業者さんを変えず、その信頼関係のなかで安心できる食材を遣い続けることですね」と教えてくださいました。

今年が90周年、10年後にはいよいよ100周年ですが?と話題を振ると、
「いやあ、100年たってもずっと変わらず同じ事を続けていく。ただそれだけですよ」と笑う徐社長でしたが、同じ事を続けていく大変さ、そして大切さを身をもって知っている人の言葉にはさすがの重みが感じられました。

毎日ラーメンを作り続けて、ご趣味はあるんですか?との問いに
「こう見えても趣味はあるんですよ。オートバイが好きでして」
年に2度は大好きなハーレーにまたがりソロキャンプを楽しむのが徐社長流のリフレッシュ法なのだそうです。

新潟5大ラーメンの一つともいわれる燕背脂ラーメンの元祖『杭州飯店』の中華そば、久しぶりの方も未体験の方も、ぜひ食べに行ってみませんか?

スポット情報Spot Information

スポット名

杭州飯店

TEL・予約

0256-64-3770

住所

燕市燕49-4

営業時間

11:00~14:00
17:00~20:00(土日は通し営業)
※売り切れ次第終了

定休日

月曜、月2回火曜

この記事をシェアする

他の記事を探す

人気記事ランキング人気記事ランキング

cocomo(ココモ)ってなに?

「あ、ここも行ってみたい。」思わずそうつぶやいてしまうようなスポット・情報を発信するWebマガジンです。

越後天然ガス株式会社が運営しています

NIITSUテイクアウトどっとこむ

モアモアショップ

Instagram