SHIRONE いも Bugyo
オーナーがおしゃべり好きで元気100倍!!
思わず長居してしまう焼き芋店「SHIRONE いも Bugyo」
新潟市南区の住宅街にある、かわいいコンテナの焼き芋屋さん。
名前を「SHIRONE いも Bugyo」といいます。
こちらのオーナーを努めるのは、おしゃべりがとても楽しい、秋葉 勇さん。
店内のレイアウトもセンス良くまとまっていて、オーナーのファッションもとてもオシャレ。
聞けば、以前は古着屋を営んでいたというので納得です。
この仕事を始めたきったけは、古着屋時代のお客さんだった方が新発田で焼き芋屋を立ち上げたとの連絡からだったそうです。
「お店出したという連絡が入ったから、お祝いに行ったら完売になってて凄く衝撃を受けたんだよ。焼き芋っていつでも買えるイメージだったのにそうじゃないのー!!!って。おまけにさつまいもって1種類かと思ってたのに十種類以上もあるじゃん。これにも驚いて一気に興味が湧いたよね。」
それと、秋葉さんの心を強く動かしたのは、友人からのこんなお話だったそうです。
「その店が『しばた いも奉行』っていうんだけど、いも奉行って何ってきいたら、江戸時代に飢饉で苦しむ農民たちに芋の栽培方法を伝えて、農民を助けたお代官がいたんだって。その人にあやかって『いも奉行』にしたって言うんだよ。感動してさ。今、世の中がこんなだから、焼き芋で笑顔になってもらえたらイイなと思って、自分の店も『いもBugyo』」
それからしばらく友人の元で修行して、昨年の11月に自分の店をオープンさせました。
芋を焼くために約3時間かかるそうで、開店当初は10時のオープンに間に合わせるために7時に焼き始めたものの連日あっという間に完売。このままでは、せっかく来てもらったお客さんに申し訳ないと思い、もう一回分焼くために午前3時から焼き芋の仕込みを始めたそうです。
「売り切れは嬉しいんだけど、お店が終わった後は家事・育児をして、芋を選別して洗う作業が残っているんで、寝る暇ないっす」と嬉しそうな悲鳴。休日は仕入れ作業と仕入れ先の開拓があるため、本当に毎日を芋のために使っているそうです。
「焼き芋って奥深い世界よ。種類によって焼く時間やひっくり返すタイミングが微妙に違うから、赤ちゃんと向き合っている緊張感だね。おまけに中身が見えないでしょう。芋は12℃以下の場所で保管していると腐ってくるんだよ。仕入れの状態でそれを見分けるのは無理。おまけに農家さんが違うと味が全然違うから、同じ味を維持するのも難しいね」
それでは、秋葉さんが丹精込めて焼き上げた焼き芋を紹介します。
※価格は特大700円 大500円 中400円 小300円
紅はるか
濃厚な甘さでやわらかくてジューシーな口当たり。秋葉さんは飲み物と称しています。
シルクスイート
十分な甘さと柔らかいがあり、ねっとりしすぎない上品な舌触り。
ふくむらさき
外見からは想像できない中身が紫色の芋。ねっとりとした食感だけど甘みはあっさりしている。
鳴門金時
ほくほくとした食感で、昔ながらのホクホク系がお好みの方に。
日によって店頭に並ぶ焼き芋の種類は変わるそうです。
Instagramでその日のサツマイモの種類をチェックできます。
焼き芋を使ったスイーツも充実しています。
中央区の『Cakeritas』と『SHIRONEいもBugyo』のコラボ商品が、毎週、水曜と日曜の10時から販売されます。
どの商品も砂糖は使わず、焼き芋の甘みだけで作っています。
写真左から紹介します。
焼き芋プリン 400円
焼き芋の香ばしい香りとお芋の食べ応えを感じる焼きプリン。
焼き芋バスクチーズケーキ 500円
(奥)紅はるか (手前)ふくむらさき
焼き芋と濃厚なチーズのバランスよく主張したケーキ。濃厚な旨みなのに後味さっぱり。
いちご×べにはるか×副むらさきの生ロールケーキ 650円
犬と一緒に食べられるクリームでつくったロールケーキ。スポンジに米粉を使用。
取材中も開店の準備をしながら、ずっとお話が止まらない秋葉さん。
家庭でも奥さんと娘さんとの3人で、ずっとしゃべっている家族だそうです。
「家族の笑顔を見たいから、笑いネタは僕の担当なんです。お店を開こうかどうか迷っているときも、奥さんに言われたことがある『迷っているならすぐに開いた方がいいよ!この平凡な毎日に楽しい刺激をくれてありがとう』って。この商売もそんなに儲からないのに、奥さんが一番に応援してくれてさあ。ほんとうに幸せだよね」
そんなお話が聞けて、私たちも幸せです。
人を幸せにする、ホカホカの焼き芋と楽しいトーク。
『SHIRONEいもBugyo』で底抜けに明るい、店主の秋葉さんがお待ちしています。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
SHIRONE いも Bugyo |
---|---|
TEL・予約 |
090-6250-8612 |
住所 |
新潟市南区大通黄金7-16-7 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
定休日 |
不定休 |
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