わたご酒店
「わたしに合ったお酒をください」バーでカクテルを注文するみたいにピッタリのお酒をチョイスしてくれる楽しい酒屋さん。Fun to Drink!『わたご酒店』
えっ、このお店は雑貨屋さんじゃなくて酒屋さんですよね?思わずそう確認してしまったほどおしゃれな酒屋さん。
こちらは江南区亀田の『わたご酒店』さんです。
明るい店内には白木の棚にカラフルな酒瓶が並び、スタイリッシュな花やグリーンが飾られ、かと思いきやスーベニア・ショップのようににぎやかに酒類以外の商品や雑貨が並ぶコーナーもあり。
一歩踏み入れただけでわくわくしてきます。
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店主の寺田和広さんにお話をうかがいました。
もともと「わたご酒店」は、寺田さんの母方の祖父母が営んでいた酒屋さん。
創業は1978年に遡(さかのぼ)ります。
当時は一般家庭でもお酒は酒屋さんで買うのが当たり前な時代。
町の酒屋さんがお得意さんで賑わっていた頃でした。
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寺田さんは東京の大学へ進学し、農業経済と地域の共生について学び、コミュニティづくりの大切さを深く知るようになります。
そして就職した先はスーパー等に酒類を卸す全国規模の酒問屋。
ですが、その時点で祖父母の酒店を継ぐという考えは特に持っていなかったのだそうです。
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とはいえ、酒にまつわる業種であることには違いなく、次第に日本酒、とくに地酒の面白さを知ることになり、それがきっかけで地酒屋さんへ転職。
しかし会社の規模が大きかったため、小さい酒蔵の酒など、寺田さんがぜひ扱いたいと思っても叶わないことが多く、そういった酒蔵さんとお付き合いしたいという思いが強まり最終的に新潟へ戻って『わたご酒店』を受け継ぐことを決心したそうです。
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時代は変わり、酒類の購入方法も多様になりました。
個人経営の酒屋はだんだん少なくなっていて、「酒屋を継ぎたい」という寺田さんの決意に対し、祖父母も母も当初は「やめておけ」と反対したといいます。
それでも、「このお店をなくしたくなかったんですよね」と寺田さん。
それに加え、大学で学んだ共生、街づくり、コミュニティづくりに取り組みたいという強い思いもあって、それは自分が経営者になってこそ実現できると、将来のビジョンもしっかり描かれていました。
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そして2017年末、寺田さんは『わたご酒店』の経営を担うことになります。
また、ほぼ時を同じくして強力なパートナー、菜々子さんを妻に迎えました。
大学のサークルの先輩だった菜々子さんと交際ゼロ日で結婚したと聞いてびっくり!
そのいきさつについては、ぜひ菜々子さんの「新潟亀田わたご酒店嫁Blog」(https://ameblo.jp/nanawatago/)でどうぞ!
店内には菜々子さんが編集している通信ペーパー「ワタゴニア」が置かれています。こちらもぜひ手にとってご覧ください。
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『わたご酒店』さんでは“Fun to Drink” をスローガンに掲げ、様々なイベント主催にも取り組まれています。
お店の情報は主にInstagram等のSNSで発信されていますのでチェックしてみてくださいね。
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たとえば角打ち企画。
新潟の人があまり飲んだことがない県外のお酒を中心に3種類の日本酒を紹介して試飲してもらうという企画です(参加費500円)。
気軽に試飲を楽しんで、いろんなお酒に出会ってほしいとのこと。
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ほかにも日本酒を知ってもらう入り口としてお酒に関する様々なトピックスを紹介してくれる「モダン日本酒入門講座」をすでに20回以上開催。
キッチンカーやワークショップなどをお店の軒下に集めて開催する「のきしたマルシェ」など、楽しい企画を次々に打ち出されています。
オンラインSHOPでは、月に2本の日本酒が届くサブスクリプション(月2本/4,980円税込)もあり、何が届くか楽しみだと好評だそうです。
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スタッフさんも皆さんとても話しやすく気さくな方ばかり。
お客様の雰囲気やお話しした印象で、その方に合ったお酒をおすすめしてくれるそうなので、カクテルを注文するみたいに「わたしに合ったお酒を下さい」なんてリクエストしてみても楽しいですよ。
ぜひお訪ね下さい。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
わたご酒店 |
---|---|
TEL・予約 |
025-382-5777 |
住所 |
新潟市江南区亀田四ツ郷屋2丁目3-3 |
営業時間 |
平日 10:30~19:00 土日祝 10:00~18:00 |
定休日 |
水曜、1月1日 |
リンク |
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