中華食彩 なな福
気軽に中華料理が味わえるお店『中華食彩 なな福』がオープン!うま味がぎゅっと詰まった絶品を心ゆくまで味わってみませんか。(江南区)
2023年8月、新潟市江南区茜ヶ丘(旧横越地区)にオープンした『中華食彩 なな福』さん。連日開店前から駐車場がいっぱいになる賑わいを見せ、早々に人気店の仲間入りをした話題のお店をご紹介します。
『なな福』さんの所在地は県道586号線沿いの「第四北越銀行横越支店」の裏手。県道からは1本入り込んだところにあります。以前cocomoでもご紹介した「えんでば横越」さんの向かいの道を入って右に曲がった場所。店舗前が駐車場になっています。
広々として明るく清潔な店内。長いカウンターの向こうの厨房もきれいに磨き上げられ、気持ちよく食事が楽しめます。左手奥にはテーブル席があります。
平日ランチタイムには、1日20食限定の「週替わりランチメニュー」(1,500円/税込)があり、取材の日は主菜の酢豚、副菜のイカと焼きなすの生姜醤油かけ、ごはん、搾菜(ザーサイ)、スープ、杏仁豆腐という内容でした。この品数でしかも一品一品ボリュームもあってこのお値段ってお得!酢豚はカドがなくうま味たっぷりな味わいで食べやすく、お肉の柔らかさは感動的です。イカと焼きなすの生姜醤油かけもそうですが、素材の味を引き立てながらしっかりうま味が追いかけてくる感じ。自家製の搾菜も食べやすく、普段はあまり搾菜が得意でない筆者もぺろりとたいらげてしまったほどです。また、デザートの杏仁豆腐はお客様が「しあわせ杏仁豆腐」と名付けSNSで発信。口コミで人気が広がったという一品です。まろやかでやさし~いなめらか杏仁。まさに「しあわせ」という表現がぴったりな美味しさでした。
こちらは海老塩あんかけ中華めん(1,250円/税込)。テーブルに届くとまずスープの透明さに驚きます。無色透明できれいなスープに、控えめなやさしい味付け…かと思いきや、酢豚と同じでうま味が凝縮されていて、食べ進むほどにそのうま味がたっぷり味わえて大満足なのです。スープを最後の1滴まで飲み干したい美味しさ。大粒の海老がごろごろ出てくる贅沢なメニューです。
そして、実は店主さんイチオシの担々麺(タンタンメン 1,200円/税込)。「当初は担々麺の美味しい店を目指したんです」というほどの自信の一品なのだそうです。 実際に食べてみて納得!まろやかなゴマの滋味がぎゅっと濃縮され、それでいてしつこさを感じさせない絶妙な味わいでした。担々麺好きな人はもちろん、そうでない人もこれはぜひ一度体験してほしい美味しさです。トッピングの揚げたワンタン皮のぷるぷるとした食感も楽しい、ちょっとこれは未知の美味しさでした。
店主の小田雅之さんは、新潟市内のホテルに30年以上勤務し、中華の料理長を務めた腕利き。メディアシップで開催されている料理教室の講師を約7年間務めるなど知る人ぞ知る人気料理人なのです。2019年には中国の大連で、23カ国のチームが参加して開かれた中華料理の世界大会に日本チーム5人のうちの1人として選抜され参加。この大会で、日本チームは見事に銀賞を受賞しています。
小田さんが独立開業するにあたり、約30年間、パートナーとして厨房に立ち続けてくれた桑原さんを誘い、現在も一緒に料理の腕を振るっているとのこと。 カウンターで食事をしていると目の前でお二人が声を掛け合いながら流れるような所作で料理を作っていく様子を見ることができます。その様子がまるで編集された動画作品のように無駄が無くテンポがよくて、見ていてとても楽しいので、少人数ならぜひともカウンターで食事と調理の様子、両方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
若い頃は「料理人とはこうあるべき」という思い込みで突っ走りワンマンになってしまった時代もあったと自らを振り返る小田さん。うまくいかずに悩み苦しんだ事もあったそうですが、周囲の人々との出会いに助けられ、またそんな時もずっと支えてくれた奥様の由香さんが今はホールを担当。また、お手伝いとして息子の捷奨(しょうすけ)さんも参加。そしてパートナーの桑原さんが一緒に厨房を支えてくれるという心強い「なな福チーム」で今日も美味しい料理を提供し続けています。
左から、桑原さん、小田さん、由香さん、捷奨さん
オープンからずっと忙しく、想定の4~5倍のお客様にご利用いただいているとうれしい悲鳴が止まらないそうですが、将来的にはお弁当やテイクアウト、店内貸し切りのミニイベントの主催などやってみたい事はいくつか浮かんでいるという小田さん。焦らず一つずつ実現していければと希望を話してくださいました。江南区茜ヶ丘の新店『中華食彩 なな福』さんの絶品中華料理、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
中華食彩 なな福 |
---|---|
TEL・予約 |
025-288-1310 |
住所 |
新潟市江南区茜ヶ丘6-16 |
営業時間 |
11:00~15:00、17:00~20:00 |
定休日 |
月曜、他不定休 |
リンク |
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