フジイ菓子店(ケーキの店フジイ)
金のショコラと銀のフロマージュ、あなたはどっち派?たっぷりのクリームにバナナが包まれているふわふわオムレットも大人気!
燕市中央通、中ノ口川にかかる中央橋のたもとに建つシルバーの外観がひときわ目立つこちらのお店『フジイ菓子店(ケーキの店フジイ)』さん。
創業から約100年の歴史をもち、地元の人に愛される町のケーキ屋さんです。
曾祖父、祖父、父とつながれてきたバトンを受け継いだ4代目店主の藤井琢也さんにお話を伺ってきました。
『フジイ菓子店』の創業は昭和5年頃。「曾祖父があめ玉や和菓子の製造販売を始め、父の代で洋菓子も扱うようになって、プラリネとかカステラも作るようになったんです。新津のケーキ屋さんで修業をした叔父も一緒にやるようになってケーキも始めました」と教えてくださいました。
建物の老朽化もあって2019年に現在の場所に移転。
父が兄弟2人体制で店を切り盛りしていたのと同じく、藤井さんもまた弟の亮二さんと二人三脚でケーキ作りに励む毎日です。
この日もガラス越しに亮二さんが作業をしている様子がうかがえました。
フジイ菓子店のショーケースに並ぶケーキは、種類豊富で自宅用にもお土産用にも重宝しそう。100年愛され続けている人気店ですから、その美味しさは言わずもがなです。
ずらりと並ぶケーキや焼き菓子のなかでもとくに人気が高いのが、「金のショコラ」と「銀のフロマージュ」(どちらも1個190円/税込)です。
「金のショコラ」は、カカオ55%のチョコレートを使用した口溶けなめらかなフォンダンショコラを、バー状にカットして金紙で包んだもので藤井さんの担当。
金があるなら銀もあっていいんじゃないの、と遊び心満載で始めたのが、同じくバー状のベイクドチーズケーキを銀紙で包んだ「銀のフロマージュ」。オーストラリア産のクリームチーズを使った濃厚な味わいが特長で、こちらは亮二さんの受け持ちだそうです。
ナイフでカットする必要がなく、フォークやスプーンなしで片手で食べられる手軽さが自宅用はもちろん、お土産やご挨拶用にもぴったりですよね。
また、『フジイ菓子店』さんといえばこちら、「オムレット」(1個345円/税込)です。
ふわふわのスポンジにたっぷりの生クリーム。この迫力、すごくないですか。ぱくりとかぶりついて食べ始めると、クリームの中からバナナが登場。ほっと安心する美味しさです。
「オムレット」と並んで人気の代表格なのが「チョコレートケーキ」(18cmホール 2,350円、15cmホール 1,650円、1カット345円/税込)
ホールケーキは一段にしてお値段控えめに、カットケーキは2段にしてボリュームを出してあるそうですので、用途にあわせて選べますね。
生菓子だけではなく、ダックワーズやパウンドケーキ、昔懐かしいロシアケーキなど様々な焼き菓子もあります。贈答用に箱詰めしてもらえるので、用途に合わせて商品を選べるのは嬉しいポイントですね。
もう一つご紹介しておきたいのが、「あずきアイス」と「白アイス」です。ラベルに「なつかしい味」とあるように昭和30年頃から販売し続けている製品です。昔は近所に映画館や銭湯があって、その利用客が帰りに立ち寄って買っていったという人気商品。
「何十年かぶりに来たというおじいさんが、子どもの時に食べたといってなつかしがってくれた時にはちょっとじんときました」と、藤井さんにとっても守り続けていきたい大切な味だそうです。
先代の父が今年5月に亡くなったと寂しそうな藤井さんでしたが、先代たちの作り上げた菓子とその味をどれだけ残していけるか、それが自分に課された使命だと思って続けていきたいと静かな決意を語ってくださいました。
気取らず美味しくお財布にもやさしい町のケーキ屋さん「フジイ菓子店」。この日も次々にお客様の車が駐車場を出入りしている様子が見られました。
普段用から贈答用までここ1軒で事足りちゃう人気店です。ぜひご利用ください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
フジイ菓子店(ケーキの店フジイ) |
---|---|
TEL・予約 |
0256-62-2955 |
住所 |
燕市中央通1-4-35 |
営業時間 |
9:30~19:00 (冬期間は10:00~) |
定休日 |
月曜(祝日の場合は翌日) |
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