そば処 やまと茶屋
受け継がれた味を守りながらも、新たな挑戦を続ける「そば処 やまと茶屋」。
ツルツル食感の十割そばと多彩なメニューが魅力!!
つなぎを一切使わない十割そばが人気のお店『そば処 やまと茶屋』。
秋葉区の新津南バイパスと国道460号が交差する古田信号近くにあり、店名の看板が目印のお店です。
創業して11年目になるやまと茶屋さんは、2013年に秋葉区新津本町にお店を構えた後、2016年に現在の場所へ移転しました。
そば粉は、そばの里として知られる福島県山都(やまと)産のものを使用しています。
つなぎを使わないそばは、そば職人でも難しいと言われていますが、やまと茶屋さんのそばはツルツルとした喉越しと鼻を抜けるそばの香りが五感をくすぐり、思わず「おいしい」という声がもれてしまいます。
オーナーの石井さんと、店長の富山さんにお話を伺いました。
石井さんのご主人で現在の会長がそば好きで、そばが打てるお知り合いとのご縁があり、やまと茶屋を始められたそうです。
店長の富山さんは、やまと茶屋の4代目そば職人兼店長として活躍していますが、そばの世界に飛び込んだのは4年前。それまでは、割烹や和食レストランなどの厨房で料理人として腕を磨き、25年のキャリアを積んできました。
これまで経験したことのない世界に挑戦することに不安はなかったですか?とお聞きすると、
「食の世界に長く携わっていますが、キャリアや経験に頑固になりすぎず新しいものにチャレンジすることを心がけています。毎日そば粉と向き合っているうちに、指先で品質や水分量がわかるようになりました。気温や湿度にも影響を受けるので、粉の様子を見て打ち方を変えるのですが、3年過ぎた頃に周りに職人として認められた気がします。」
と、厨房に立った時の真剣な顔とは裏腹の、満面の笑顔でお答えいただきました。
オーナーの石井さんも「3年経った頃に、この頃そばが美味しくなったと思うようになってね。」と重ねて話します。
それでは、富山さんが作る『そば処 やまと茶屋』さんの人気メニューをご紹介します。
一番人気は「天ざるそば」。
強い弾力とそばの香りを堪能できるざるそばは、一口目はそのままで、二口目はお塩を少しつけて、三口目はそばつゆなどをつけてお好みでいただきます。甘めでコクのあるオリジナルのめんつゆは、農林水産大臣賞を受賞した福島県の会津坂下の醤油を使用。十割そばの旨味を引き出しています。
常連さんのリクエストから誕生したメニューです。かつ肉は歯切れの良い柔らかさと、上品な甘みが特徴の阿賀野市のブランド豚「純白のビアンカ」を使用。黄金色にカラッと揚げられたかつは甘じょっぱいタレが絡んでごはんが止まらないおいしさです。
ただ、食べる時の注意点として、そばは茹でたてが一番なのでそばを先に食べて欲しいとのことです。
丼の中央にドーンと乗ったおおきな穴子天ぷら。カラリと揚がった衣の中には、身がふんわりとした厚めの穴子。丼からはみ出る存在感に圧倒されますが、タレとの相性は抜群でサクサクといただけます。和食料理経験者の富山さんが作る小鉢は、食事の途中でつまむのにちょうどいいやさしい味付け。具材は旬の食材によって変えているそうです。
その他にも、富山さんが4代目になって開発したメニューも人気です。
「越の鶏」という新潟県のブランド鶏とレモンをあわせた「越の鶏レモンそば」が、目新しく、暑い日にさっぱり食べられるとお客さまから好評で、越の鶏を使ったメニューは他にも考案しています。
「美味しいものをお客さんに伝えたいと思う気持ちが強くて、新しいメニューを構想するのが好きなんですよね。頭の中で分解して組み合わせて考えるのですが、料理人の経験が活きていると思います。今も頭の中には、2~3個のアイディアを温めています。でも、それと同じくらい代々受け継いだやまと茶屋の味は大切に守っていきたいです。」と、これまでの味は守りつつ、まだまだ挑戦していきたいという富山さんの熱い想いが伝わります。
やまと茶屋さんは、市街からのお客様はもちろん、近所の人が美味しかったと言っていたのを聞いてお店を訪れる人がいたり、お昼に来て夜にまた来店する人がいたりするほど人気店です。
店内は、お客様にゆっくり食事をしてもらいたいという思いから、以前はお座敷席だったところをテーブル席にし、高齢の方への負担がないようにと配慮されています。
また、お子様にはお子様向けのメニューもあるので、3世代で来てもそれぞれが食事を楽しむことができますね。
最後におふたりに、これからの展望をお聞きすると、
「今は人手が足りなくて昼営業だけですが、右腕になるスタッフが見つかったら夜営業を再開したいと思っています!」とのこと。現在は、土・日のみ学生アルバイトがアシスタントとして勤務しているので、週末だけは夜の営業をしています。
そば好きにはたまらない十割そばの香りとコシを、ぜひあなたの舌でご体験ください。
そばがなくなり次第営業終了なのでお早めに!
※初回公開日:2018.4.20 (改:2024.8.30)
スポット情報Spot Information
スポット名 |
そば処 やまと茶屋 |
---|---|
TEL・予約 |
0250-24-1000 |
住所 |
新潟市秋葉区古田2-195-1 |
営業時間 |
11:00~14:30 17:00~20:00(土日のみ) ※そばがなくなり次第終了 |
定休日 |
火曜、第3月曜 |
この記事をシェアする
人気記事ランキング
- bubu食堂コリアンレストラン
- UNE HUIT CAFE(アン・ユイット・カフェ)
- にいつ駄菓子の駅
- 菓子工房 いち華
- ゑびす屋(すにーかー倉庫×アウトレット)
- 小さなケーキ屋さん パティスリーMerrily
- たのしいスーパー エスマート
- お菓子のきりん堂 Free Style Patisserie L.P.S
- 中華食彩 なな福
- しょこら亭
- パティスリー リヤン
- 村の洋食屋 かりん亭
- いも奉行 ごせん
- 五泉名物とりかん
- 北川製餡所
- レストラン ムッシュ
- 田中肉店
- 石碾き蕎麦 越水(こしみず)
- 平山豆腐店
- らーめん流れ星
- パティスリー&レストラン MAMEFUKU(まめふく)
- ラーメンしん
- 和み中国料理 桃林
- GALVO(ガルボ)
- 『ちいさなお菓子屋さんWAYOGASHIのABE』
- 駄菓子や 昭和基地一丁目C57
- 栗原製菓
- お食事処 ほっとハウス
- そば処 志のぶ
- お昼ごはん 時々 夜ごはん TAMARIBA(タマリバの台所)
- 中華そば さぶろう
- pain de neige(パン・ド・ネージュ)
- かめじま珈琲(カフェ)
- 徳永とうふ店
- コテージマム
- 里山ハーモニー 奏の家
- 五頭山麓御食事処 山清水
- BOB HOUSE(ボブハウス)
- 喫茶Loie
- Petit canard(プティ カナール)
- メンドコロ スガ井
- フジイ菓子店(ケーキの店フジイ)
- 三川観光きのこ園
- そば処 やまと茶屋
- 肉料理と魚 CARAVAN(キャラバン)
- くれーぷaco
- SWEETS CAFE TOM’N CHI(スイーツ・カフェ・とむんち)
- 手づくりパン・ジェラートClair(クレール)
- Cristal Mûre(クリスタルミュール)
- 割烹 大倉屋
cocomo(ココモ)ってなに?
「あ、ここも行ってみたい。」思わずそうつぶやいてしまうようなスポット・情報を発信するWebマガジンです。