ルブラン中村
あがの市民病院すぐ近く『ルブラン中村』の和菓子と洋菓子は、何度でも食べたくなる美味しさが自慢です。
突然の雪に見舞われた1月のある日、1軒の和洋菓子店を訪ねました。
お店の名前は『ルブラン中村』さん。
あがの市民病院のすぐ近く、水原駅から歩いても10分ほどの場所にあるお菓子屋さんです。
駅前通りからちょっと入ったわかりやすい場所にある上、店の横が駐車場になっていてサッと車を駐めて入れるのが便利です。
店内へ入ると向かって右側のショーケースにはケーキや焼き菓子などの洋菓子が、左側には落ち着いたたたずまいの和菓子がずらりと並んでいます。
外の天気には関係なく、目当ての菓子を求めてお客さんが来店される中、合間を縫って店主の斉藤智さんにお話をうかがいました。
『ルブラン中村』が和菓子と洋菓子を扱うお店としてオープンしたのは41年前。
それ以前は斉藤さんの父親で先代の幸三さんが『中村屋分店』という名の和菓子店を営んでいました。
(分店というからには本店があるのですかとお尋ねしたところ、幸三さんの兄が別の場所で『中村屋』という菓子店を営み、そこからのれん分けして誕生したという歴史があるそうですが、これはまた別のお話。)
息子が家業を継ぐのが当たり前だった時代です。
「やりたいことがなかったわけでもないけれど」と斉藤さん。
高校卒業後、新津の人気洋菓子店に就職し、洋菓子作りの修行に努めました。
家業は和菓子店でしたが、洋菓子の人気が上がり広く一般的に楽しまれるようになったこともあり、これからは洋菓子の製造販売もやっていこうという目標があってのことでした。
左奥からさくらだんご 5本入り702円、ポテト 108円、中華まんじゅう 108円、ぎゅうひまき 108円/いずれも税込み
4年半の年月を洋菓子修行に明け暮れた斉藤さんは、勤務先の洋菓子店から東京へ修行に行ってみないかと打診を受けるほどになっていました。
しかし父の希望もあり、退職。
正式に家業に入ることにしたそうです。
斉藤さんの修行中に、幸三さんが洋菓子作りのための設備を順次ととのえていたため、斉藤さんの家業デビューを機に店をそれまでの“和菓子店”から“和洋菓子店”に方針変更し、店名も現在の『ルブラン中村』に改称。
親子2代でのお菓子作りがスタートしたのでした。
和菓子作りの技は父から息子へと受け継がれ、そこへ斉藤さんが学んできた洋菓子作りの技術が加わり、和菓子と洋菓子の二枚看板を掲げて現在に至ります。
その間にはお客様用に駐車場を設けるため店舗を現在の物に建て替えました。
店構えは変わっても、各種和菓子のほかイチゴのショートケーキ、グランマルニエ、チーズケーキなどずっと変わらず作り続けているものもあり、「この味が食べたくて」と買い求めに来てくれるお客様が今も絶えません。
アーモンドクッキー 648円/税込み
斉藤さんにオススメのお菓子をお尋ねすると、かなり迷った末に洋菓子なら「モンブラン」、和菓子なら「ぎゅうひまき」を挙げてくださいました。
どちらもオーソドックスでシンプルな美味しさが特長です。
その分飽きが来ず、帰省の度に食べたくなって買いに来るというお客さんも珍しくないそうです。
また、「実はアーモンドクッキーもけっこう人気」と斉藤さん。
「市外からわざわざまとめ買いしに来る人もいらっしゃいますよ」、とのこと。
たまに食べる色とりどりのケーキもいいけれど、気軽につまめるクッキーも常備しておきたいお菓子の一つですね。
顔出しNGですと、お顔の撮影には応じていただけませんでしたが、笑顔が温かく、楽しいお話がいくらでも溢れてくるとても素敵な店主さんです。
水原エリアへ立ち寄った際にはぜひお訪ねください。
おいしいお菓子が待っていますよ!
スポット情報Spot Information
スポット名 |
ルブラン中村 |
---|---|
TEL・予約 |
0250-62-3153 |
住所 |
阿賀野市岡山町12−57 |
営業時間 |
8:00~19:30 |
定休日 |
不定休 |
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