fuller(フラー)
1輪だけでもウェルカムなお花屋さん『fuller』(フラー)でお花生活始めましょ!
この度cocomoがおじゃましたのは、江南区亀田の花屋『fuller』(フラー)さんです。
亀田にちょっと面白い花屋さんがあるよ。そんな噂はかねがね耳にしていました。
何が面白ポイントなんでしょうか、さっそくお話をうかがいました。
出迎えてくださったのは店主の平野保志さん。
柔和な笑顔の印象そのままの、とても話しやすい方です。
まず『fuller(フラー)』という店名の由来をお聞きすると、これは平野さんの造語で、「Flower(フラワー)=花」と語感が似ていて、「フラッと立ち寄れるお店」という意味も込めたとのこと。
平野さんはインテリアデザインの専門学校出身で、長年アパレル業界に勤務。
その後、自分のお店を持つために地元新潟に戻り約3年の経験を積んだ後、2010年10月にこの『fuller』をOPENさせました。
「アパレルの経験を生かして洋服屋をやるのが普通なんでしょうけど」と笑う平野さん。
「でも、年を取っても続けられるのは洋服より花屋かなと」思い花屋をやろうと決めたそう。
若い頃は本格的にバンド活動を行いプロを目指していたという平野さんは、花屋をやろうと思うまで「花」にはまったく興味がなかったといいます。
そんな平野さんが花の魅力にどっぷりハマり、今や開業から11年目。
その前の修行期間を含めればもう15年近くも花を扱う毎日を過ごしているのですから人生、先はわからないものですね。
味わい深いお店の建物は、元は農家の米倉庫だったもの。
開業する際、平野さんが直接交渉して借り受けたのだそうです。
この素朴な雰囲気の入り口を入ると、目の前にパッと広がる花、花、花。
花の仕入は新潟の市場だけでなく、全国の出荷情報を常にチェック。
たとえば東京で扱われる花の種類は新潟の10倍もあるのだとか。
そういった県外市場での買い付けも積極的に利用しているので、『fuller』の店頭に並ぶ花には、他ではあまり扱われていない珍しいものも少なくないそうです。
また、花屋というと色とりどりの花がふんだんに並んでいるというイメージがありますが、『fuller』では、その時どきで全体の印象を統一させているそう。
店内の花全体がまるで一つの作品のように感じられるのはそのためなんですね。それはつまり、どの花を選んで組み合わせてもちぐはぐ感が生じないということ。買う人にとってうれしい配慮です。
花を買うとき、花の名前がわからなくてちょっと敷居が高いように感じる方も多いでしょうか。でも平野さん曰く「花の名前なんて全然わからなくていいし、うちは1輪だけでもウェルカムです」とのこと。
常連のお客様の中には、週に1回ほど来店され1輪ずつ買って行かれる方もいらっしゃるそうです。
そういうカジュアルな普段使いの楽しみ方ができるのはいいですね。
花屋になっての10年を振り返ってみてどうですか?と質問してみました。
「花はお客様の人生の大切な節目に買っていただける事が多いので、多くの方のそういった瞬間に立ち会わせてもらえて感動することが多いです」と平野さん。
平野さんにとって花とは?
「仕事というより、花を扱うことが好きで、その好きな事がそのままライフワークになっている感じ。てか、好きでなきゃやってられませんよ、寒いし、きれいな作業だけじゃないし」と笑いながら花に向けた目がとても優しいものでした。
店内では小さな花瓶などの雑貨も少し販売されていたので、その一つに合わせて平野さんにお任せで花を選んでいただいたのが写真の黄色いラナンキュラスです。
玄関に、食卓に、あるいはデスクに1輪。それだけで周りがぱっと華やかになります。
フラッと立ち寄れる花屋『fuller』で、あなたもお花生活、始めてみませんか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
fuller(フラー) |
---|---|
TEL・予約 |
025-385-8727 |
住所 |
新潟市江南区鵜ノ子3丁目10-5 |
営業時間 |
10:00~19:00(日曜10:00~18:00) |
定休日 |
火曜日 |
リンク |
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