蒲ケ沢

ククサCafe 同舟庵

誰にも教えたくない隠れ家『ククサCafé 同舟庵』(どうしゅうあん)。
上質な空間で絶品スイーツを味わうひととき。

新潟県立植物園、新潟市新津美術館、新津フラワーランド等が建ち並び、週末ともなると家族連れや仲間同士で訪れる人の多い人気エリアに、知る人ぞ知る隠れ家的なカフェがあります。
お店の名は『ククサCafé 同舟庵(どうしゅうあん)』。
2019年にオープンして以来ほとんど宣伝はしていないそうですが、口コミやSNS等で評判が広がり、静かな人気を呼んでいます。

おじゃました日、オーナーの荒木信夫さんはご不在でしたが、お店の運営を担っている娘さんからお話をうかがうことができました。
この建物は荒木さんが別荘として建てたもので、多才多趣味な荒木さんが人を招いてミニコンサートを開催するなど交友の場として活用されていたのだとか。
その際に手料理を振る舞うことも多く、その評判もあって後に正式にカフェを開店する運びとなったのだそうです。

『同舟庵(どうしゅうあん)』という名称には、「心を一つにした者同士が小舟で渓流を下る。一度結ばれた者は永遠の友」という意味が込められているそうで、荒木さんが交友関係を大切にしていらっしゃることが伝わってきます。
座敷席とテーブル席を仕切る簀戸(すど)は、かつて中央区にあった名店から受け継いだものだそう。
そんないわれからも荒木さんの交友の広さがうかがえます。

また、「ククサ」というのはフィンランド北部に古くから伝わる、白樺のコブをくり抜いて作られたマグカップのこと。
贈られた人は幸福になれるという言い伝えがあるそうです。
登山の趣味もお持ちの荒木さんが、海外の山で知り合ったチェコ人の登山家のリュックにぶら下げられていたククサを見て気に入り、買い集めたのだそう。
『同舟庵』ではコーヒーなどをククサに注いでサーブしてくれるのですが、木肌の感触が唇に優しいのでほっとします。
熱い飲み物でも縁が熱くならず安心して飲めると評判も上々だそうです。

窓から見える庭の梅や花梨(かりん)の実から作ったジャムなど、ここでしか味わえない贅沢な味も楽しみの一つ。この日のケーキ・メニューは“完熟梅ジャムのシフォンケーキ”と“かぼちゃのチーズケーキ”でした。
(ケーキセットはケーキ1つ+好きな飲み物1つで850円/税込)

こちらはククサで提供される“ククサパフェ”(+50円)
ほうじ茶アイスに一口ケーキとクリーム、あんこを添えた和テイストな美味しさです。
暑い季節には冷たいスイーツもいいですね。

「ククサCafé 同舟庵」さんへは、植物園側からアプローチするなら新津フラワーランドの向かい側、「心休庵」さんに向かって左側に入ると看板が見えるのでそこで左折。
県道320号線からなら、電柱に看板が掲げられているので、そこで曲がります。
どちらも小道に入っていくことになりますがご心配なく。
そのまま進むとすぐに目の前が開け、和モダンの素敵なカフェが現れます。

2階はギャラリーになっていて、荒木さんの写真作品や、他の作家さんの作品展示スペースとして活用されています。
観覧無料ですので、カフェ利用の際にはぜひお楽しみください。
ご自身の作品を展示したいという方も気軽にご相談を!

しばしの間、せわしない日常や街の喧騒から離れてゆったりと上質な時間を過ごせるのはとても幸せなこと。
ここ『ククサCafé 同舟庵』で、そんなひとときを楽しんでみては。
ぜひお訪ねください。
※ゆったり座れるよう席数が限られているので、同舟庵御膳等の食事メニューをご希望の際は、予約のうえでの利用がオススメです。

スポット情報Spot Information

スポット名

ククサCafe 同舟庵

TEL・予約

0250-23-6780

住所

新潟県新潟市秋葉区蒲ケ沢114-1

営業時間

10:00〜16:00(ランチは要予約、11:00〜14:00)

定休日

日〜水曜

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