Petit canard(プティ カナール)
加茂のパン屋さん『Petit canard』(プティ カナール)さん。お店のドアを開けると「わあ~♡」と思わず声が出るほどラインナップ豊富です
『Petit canard(プティ カナール)』さんは、加茂市栄町で2013年から営業を続けるパン屋さん。
店主の高野洋平さんは、大手ベーカリーに18年間勤め、数々のコンクールにも挑戦し全国コンクールでグランプリに輝くなどの経歴の持ち主です。
店名の『Petit canard(プティ カナール)』というのは、フランス語で、母親が我が子を愛情込めて呼ぶときに使う言葉。
1個ずつ愛情をこめて焼き上げたかわいいわが子のようなパンを、お客様に味わっていただきたいという願いをこめてこの店名に決めたのだそうです。
奥様の晴香さんにお話を伺いました。
新潟市西区出身の洋平さんは大手にお勤め時代、新潟での勤務ののち晴香さんとお子さんを残し東京へ単身赴任。1日千人を超える来客数を誇る銀座店などでパン作りの現場や指導、商品開発などに手腕をふるっていたそうですが、その頃にはすでに加茂で開業するための物件探しをするなど、着々と準備を進めていたのだとか。
前職はパン作りとはまったく無縁の業種だったという晴香さんも洋平さんの勧めでパン店に勤務するなど、ご夫婦それぞれに「自分たちの店を開く」時に向けて態勢をととのえていたそうです。
数年の東京勤務ののち、洋平さんは会社を退職。ついに『Petit canard(プティ カナール)』をオープンしました。
晴香さんの実家がお隣の田上にあり、自宅からも近い加茂に出店。
できる限り地産地消、国産、オーガニック、低農薬の素材にこだわり、「美味しく、安全にお召し上がりいただきたい」という思いを込めてパン作りをしています。
人があたたかい土地柄でお客様にも恵まれ、現在では遠くから買いに来てくれる方も増えました。
お店のドアを開けて中を見たとき、思わず「わあ♡」と声を上げてしまいそうなほど、店内に並ぶパンの種類は豊富です。
砂糖、バター不使用の山型食パン “プティ・カナール・トースト” は、バゲットに近い食感が人気で、何斤もまとめ買いしていく人や、「うちはこの食パンしか食べない」という根強いファンまでいるそうです。
トーストという名のとおり、焼いて食べるのがおいしく食べるコツ。
スイーツ系のパンも種類が多くて目にも楽しいだけでなく、春巻きの皮でカレーパンを包んで揚げた春巻きカレーパンなど、遊び心あふれるパンもいろいろ。たくさんの種類からパンを選ぶワクワク感が存分に味わえます。
ラスクの種類だけでも10種類以上あり、全種コンプリートを目標に通い詰めてみても楽しいですね。
メロンパン・ラスク、ガーリック・ラスクなど、ちょっと珍しい物もあるのでぜひ軽食やおやつ用にいかがですか?
ほかに米粉のシフォンケーキ(常時プレーン、バナナ2種類のほか、季節によって変わる2種類の計4種類が並びます)、決まった曜日にしか登場しないパンなどもあるので、「今日はどんなパンが待ってるかな」という楽しみも!
毎日80~100種類のパンが並びますが、そのために洋平さんは深夜2時から仕込みをするのだとか。
「主人はとにかくいろんなパンが作りたいんですね、きっと」と笑いながら晴香さん。
「私が帰宅すると主人はもう寝ているので、家ではまったく会わないすれ違いですよ」
淋しくないですか?との問いに、「ちっとも(笑)お店で一緒だからですかね」とにっこりしていらっしゃいました。
お店からのお知らせは主にInstagramで発信されています。ぜひお訪ねになってみてください!
スポット情報Spot Information
スポット名 |
Petit canard(プティ カナール) |
---|---|
TEL・予約 |
0256-52-2288 |
住所 |
加茂市栄町6-21 |
営業時間 |
7:30~18:30 |
定休日 |
毎週木曜、第1・3水曜 |
リンク |
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