美善

gelateria hitosaji

一匙で伝わるご夫婦の思い、ほどよい甘さでオトナも満足 『gelateria hitosaji』

新潟市秋葉区美善に、2025年5月 『gelateria hitosaji』 さんがオープンしました。店名の由来は、素材の良さや農家さんの思い、果物の持つ自然の美味しさ――そのすべてを“ひとさじ”で伝えたい、というご夫婦の願いから。
営むのは田中優貴さん、美香さんご夫婦。扉を開けるとショーケースに並ぶカラフルなジェラートと、明るい笑顔が出迎えてくれます。

優貴さんは神戸生まれ神戸育ち。大阪の商社に勤め、東京へ出張する日々を送っていました。一方、美香さんは製菓専門学校を卒業後、都内のパン屋で働いていました。ふたりは東京で出会い、結婚を機に美香さんの地元・新潟へ移住。

しかし、美香さんが小麦アレルギーを発症し、パン作りの仕事を続けられなくなります。新しい職に就きながらも「都会ではできないことをやりたい」と夫婦で話し合い、辿り着いたのがジェラート店でした。甘いものがあまり得意ではないふたりがあえてジェラートを選んだのは、「自分たちが食べたいと思える美味しいものを作りたい」という純粋な気持ちから。

物件探しや試作に約2年。講習を受けることもありましたが、材料の配合を研究していくうちに「ほぼ我流」ともいえるオリジナルの味を完成させました。だからこそ、この店ならではのジェラートが生まれています。
「ジェラートは、良い素材を使えば必ず美味しくなる。100点の素材を、そのまま100点で伝えたい」――そんな強い思いが味づくりの原点です。

定番の「ほうじ茶ヘーゼルナッツ」は、この店の代名詞的存在。ほうじ茶の香ばしさをガツンと効かせ、さらにヘーゼルナッツのコクが加わることで深みのある味わいに仕上がっています。
「濃いチョコソルベ」もファンが多い一品。乳製品を使わず、ちょっとビターでチョコレートをダイレクトに味わえる大人のジェラートです。なめらかな食感も魅力のひとつ。

お店の自信作であり、一番人気なのが「ティラミス」。マスカルポーネの濃厚さとコーヒーソースのほろ苦さが絶妙で、大人の女性に大人気です。
さらに、季節ごとに変わる旬のフルーツや、チーズ系などの変わり種も登場。ラインナップは頻繁に変わるので、訪れるたびに“出会いの一匙”を楽しめます。

ジェラートはすべて店内で手作り。仕込みには1種類あたり数十分かかり、早朝5時から作業を始めることもあります。傷みやすいフルーツは仕入れたらすぐに加工するなど、素材の良さを損なわないための努力を惜しみません。

原価率は高くても「○○風味」ではなく素材そのものの味を届けたい――そんな思いが優先されており、利益よりも美味しさを第一にしています。添加物は最低限の使用で、新潟で手に入るフルーツはピューレを使わず、生のものを使用。自然の風味をそのまま生かしています。

「素材が命」という信念のもと、良い素材を作る農家さんと積極的につながりを持ち、店頭では生産者の名前を掲示しています。
「このフルーツそのものを食べたいので、農家さんを紹介してほしい」というお客さんの声も多く、口コミが広がったことで農家さんから直接声をかけられることも増えてきました。ジェラートを通じて生産者とお客さんをつなぐ、まさにWin-Winの関係を築いています。

10月中には、待望のイートインスペースが完成予定。
テーブル席も整い、店内でゆったりとスイーツを楽しめるようになります。
新たに登場する「〇△▢プレート」は、ガトーショコラやバスクチーズケーキ、ダックワーズサンドなど、人気のスイーツを一皿に盛り合わせた贅沢な一品。
お好きなジェラートをショーケースの中から2種類選ぶこともでき、自分だけの組み合わせを楽しめます。
ドリンクには、江南区の「珈琲工房うた」が手がける炭火焙煎コーヒーを提供。
今後はドリンクメニューもさらに充実していく予定で、ますます目が離せません。
冬には薪ストーブが灯り、温かな空間で季節のジェラートとお菓子を味わえるひとときが待っています。

当初は若いファミリー層を想定していたものの、今では男性のお一人様や高齢のお客さんも多く訪れてるとのこと。幅広い世代が足を運び、リピーターも増えているのは「ひとさじで伝わる美味しさ」があるからこそ。地域に根付き、愛される店へと成長しています。
「ほんのり甘いジェラートが食べたいな」そんな時、 『gerateria hitosaji』 さんをぜひお訪ねください。

スポット情報Spot Information

スポット名

gelateria hitosaji

住所

新潟市秋葉区美善2-4-6

営業時間

11:00~17:00

定休日

不定休(Instagramで案内)

リンク

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