Junshin-潤森-
人と里山は再び、出逢う。毎日のくらしに森の潤いを感じてみませんか。阿賀野市女堂『Junshin-潤森-』
新潟県の森林面積は約85万ha(ヘクタール)。
これは全国の都道府県で第6位という広さです。
そんな新潟県の林業を元気にしたいと奮闘している人がいると聞き、会いに行ってきました。
林業から木工まで一気通貫で行うというレアな取り組みをしている『Junshin-潤森-』さんです。

代表の成川潤さんにお話を伺いました。
成川さんは自らをウッドライフクリエイターと位置づけ、林業家、木工家として活動されています。
里山の混み合った木を間伐し、その材木を運び出して製材、最終的に人の暮らしの中で使われる生活雑貨として新たな命を吹き込み、生まれ変わらせるというサイクルのすべてを担います。

成川さんは、専門学校で自然環境の保全について学んだ後、新潟県の森林組合に就職して植林や伐採に携わりました。
その後、家具店に転職をして加工技術を習得、さらに薪ストーブの販売に携わった後に2014年に現在の地、阿賀野市女堂にて独立開業に至りました。
現在は事業の傍ら母校の専門学校の非常勤講師も。
「気がついたらずっと“木”に関わる仕事をしていました」と成川さん。
軽々と丸太を運ぶスタッフさん
冒頭でもご紹介したとおり、新潟は豊かな森林資源に恵まれていますが、米作り等の農業に流れる人が多く林業に携わる人口がとても少ないと成川さんは残念がります。
「森林の多い都道府県ではたいてい林業や木工産業が盛んなんです。でも、新潟はそうならない。木を切り出す人手が足りないから、木を使って作品制作に取り組む人も増えないんですよね。せっかく立派に育ったすばらしい木があっても、細かくして燃料用に使われてしまうだけというのがもったいないんです。だったら自分でやろうと」
そしてたどり着いたのが、林業と木工の両方を自分の手で行うというスタイルだったといいます。
人が手を入れなければ荒れてしまいがちな里山の間伐を行うことで山は適正に整備され、常に人の気配があることで、近年増えているイノシシやサルなどの野生動物による里の被害も減るそうです。
山の木を伐って作品として完成させるまでには相当期間がかかるのではありませんかと尋ねると、
「伐った木をここまで運んできて、隣の製材所さんで板状にしてもらったものを1年乾燥させます。作品作りはその後ですね」と笑って答えてくださいました。
1本の木が大きく育つまでの年月を思えばそれはわずかなものかもしれませんが、人にとっては決して短くはない時間。
成川さんの山や木に対する愛情の深さが感じられます。
『Junshin-潤森-』さんの作品の中でもとくに人気なのが中にアロマオイルを入れて香りとアロマ効果を楽しめるアロマペンダント。
デザインは3種類で、全国から注文が入り男女問わず愛用されているそうです。
木のアクセサリーならではのぬくもりを胸元に。
ナチュラル志向の方へのプレゼントとしても喜ばれそうですね。
また、カッティングボード制作などの木工教室も随時、開催中。
黙々と自分の手で削って磨いて。
木の温もりを身近に感じて、日々の喧騒を忘れられる良い機会かもしれません。
木工教室は新型コロナウイルスまん延防止のため現在は休止中。
作品は阿賀野市女堂の工房で直接購入できるほか、通信販売も行っていますので、気になる方は「Junshin-潤森-」で検索してみてくださいね。
幼稚園で木のメダルとして使用されます。 インコ等の止まり木として商品化される枝。
また、里山整備、伐採、皮剥ぎ、製材、乾燥、制作というすべてのプロセスを行っているため、その過程で生じるさまざまな状態の木材が手に入るのも『Junshin-潤森-』さんならではの強味。
多様なオーダーが全国から寄せられているそうなので、何かニーズのある方は問い合わせてみてください。
工房に行ってみたいと思った方は、事前に問い合わせをしてから訪問していただけると嬉しいとの事。
森からつくる、まいにち。
あなたの手元にまっすぐ届く、森からのいのち。
成川さんの熱い想いで紡いだ木の生活雑貨を『Junshin-潤森-』さんでチェックしてみてはいかがでしょうか。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
Junshin-潤森- |
---|---|
TEL・予約 |
090-1404-1445 |
住所 |
阿賀野市女堂1534-1 |
営業時間 |
10:00~17:00 |
定休日 |
不定休 |
リンク |
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