あが家
阿賀野川のロケーションを楽しみながら美味しいお蕎麦に舌つづみ。知る人ぞ知る蕎麦の名店『あが家』
阿賀野川の河川敷を車で走っていて、こんな建物が目に入ったこと、ありませんか?
大きな「手打ちそば」の文字と2階部分のテラスに開かれたパラソル。ちょっと気になりますよね!
気になったらそのままにはしないcocomoチーム、さっそくおじゃましてお話をうかがってきました。
お店の入り口は河川敷とは反対側。店名は「あが家」さんといいます。
看板通り手打ち蕎麦の専門店で、入り口で靴を脱ぎ2階へ上がるかたちになっていました。
店内に入るとまず大きな窓から見える景色に思わず息を呑みます。
そういえば新潟市近郊で阿賀野川の眺めを楽しめるお店ってそうそうないかもしれません。
身近なエリアでこんなに素敵なロケーションが広がっているなんてちょっとした発見でした。
予想以上に広い店内に、ゆったりと距離をとって配置された席。
せわしなさを感じることなくゆとりをもって食事を楽しめるレイアウトです。
お話をうかがったのは店主の塩谷昭義さん。初代店主の息子さんです。
初代の店主は昭義さんのお父様で、長年建築士として仕事をしてこられましたが、50代で脱サラ。
長野県安曇野の有名店「翁」で修行をした後、阿賀野川を見渡せるこの場所を選んで『あが家』を開業したのだそうです。
前職が建築士なので、自ら設計をし、内装もすべて自分の手で仕上げたとのこと。
建物自体が我が子のようなものなんですね。
おしゃれなテラス席からはよりいっそう眺めが楽しめ、川面を渡る風が心地よく頬をなでていきます。
現店主の昭義さんは会社員として5年ほど勤めた後、飲食業に転身。
洋食、居酒屋、京料理などのジャンルを経験した後、父の店を受け継いだとのこと。
当初、店を受け継ぐことはまったく考えていなかったという昭義さんですが、『あが家』の評判が広まるにつれ「なくしてしまうのはもったいない」と思うようになり、自ら申し出たのだそうです。
洋食の経験もある昭義さんならではの発想で、蕎麦茶を使った「蕎麦茶プリン」を開発。
新メニューとして加えたところ好評を博し、単品でのテイクアウトもできるようになっています。
(とろっ、ぷるっ!なめらか食感にそばの風味「そば茶プリン」1個350円/税込)
『あが家』の蕎麦は、北海道や茨城などで仕入れたこだわりの玄蕎麦を冷温貯蔵し、その日使う分だけ石臼で挽いて使用。
新潟でよくみられる海藻つなぎのそばではなく、蕎麦そのものの素朴な香りがより楽しめる二八そばです。
蕎麦の実の外側部分をしっかり挽き落とした盛り蕎麦と、外側部分をあえて多めに残して挽いた田舎蕎麦の2種類が用意されています。
(左の白い方が盛り蕎麦、右の黒っぽい方が田舎蕎麦)
この日ご紹介いただいた「蕎麦御膳」(1950円/税込)には、両方の蕎麦と、蕎麦がき、出し巻き玉子、京味噌の蕎麦の実焼き、蕎麦茶プリンがそろっていて食べ応えじゅうぶん!
蕎麦はまず何もつけずに味と香りを楽しんで…といったセオリー通りに食べてもよし、いきなりつゆにつけて食べてもよし、「食べたいように食べるのが一番おいしいですよ」と塩谷さんも仰っていました。
思わずお酒が欲しくなるような蕎麦がき、そして蕎麦の実焼き。
1人前より量がありそうな2種類の蕎麦。
そして蕎麦茶プリン。
どれも香ばしく、蕎麦好きはもちろん、普段はうどんの方が好きという人にもぜひ味わってもらいたいほどの美味しさです。
それもそのはず、実は『あが家』さん、ミシュランガイド新潟にも掲載されている名店なのです。
お蕎麦専門店ということですが、実はうどんもあります!
お蕎麦以外にも、蕎麦茶プリンなどもスイーツもあり、あが家さんでしか食べれない一品です。
椅子席と別に座敷もあり幼児椅子が用意されているなど、小さいお子様連れでも気兼ねなく利用できます。
ぜひお訪ねになってみてください。
スポット情報Spot Information
スポット名 |
あが家 |
---|---|
TEL・予約 |
025-277-9411 |
住所 |
新潟市江南区江口2101-1 |
営業時間 |
11:30~15:00 夜間利用は前日までに要予約18:00~21:00 |
定休日 |
月曜、第2・4火曜 |
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