松山

ぼんさい屋とき

手軽に始められるミニ盆栽。好きなデザインの鉢と組み合わせれば愛着もひとしおです。お部屋やベランダでも楽しめる小さな和の世界、始めてみませんか。

花や観葉植物をお部屋に飾って楽しんでいる人、多いですよね。ここ数年人気の多肉植物なども、毎日眺めたり世話をしたりしているとだんだん愛着が湧いてかわいくなってくるといいます。さて、さらに一歩踏み込んで「ミニ盆栽」、始めてみませんか?
今回は、新潟市江南区の『ぼんさい屋とき』さんにおじゃましてきました。

『ぼんさい屋とき』さんは、江南区に広がる農地の一角、雰囲気の良い木柵に囲まれたビニールハウスが拠点です。苗木を育てたり管理したりするには日当たりや風通しが大事なので、建物の密集していないこの場所が最適なのだそう。
中に据えられた真っ白な棚には、様々な色合いの鉢に植えられたミニ盆栽がずらり。ちょっとしたお部屋のインテリアとしても重宝しそうなサイズでとてもかわいらしいですね。

とはいえ、このサイズでもここまで育てるのに平均して7~8年はかかっているそうです。
鉢の大きさに合わせて根のサイズが決まるので植え替えが必要になるほど大きくなることはなく、幹や枝が少しずつ太くなっていくそうなので、育ちすぎて困ってしまうということはなさそう。長い時間をかけて少しずつ貫禄が増していく様子を見守るのはきっと楽しいですね。

代表の高橋星児さんにお話を伺いました。
髙橋さんは陶芸家である母の影響で子どもの頃から粘土いじりをし、焼き物に馴染みがあったことから京都にある大学の陶芸科に進学。卒業後は京都市内の陶器雑貨の工房に就職しプロダクトデザイナーとして活躍しました。
その頃、インテリア業界で和モダンがブームとなり、その流れに乗って苔玉やミニ盆栽が登場。たまたま工房の裏が山だったため材料には困らず、ミニ盆栽を商品化したところ「作れば作っただけ飛ぶように売れたんですよね」と高橋さん。

さらに営業職も経験し、百貨店や雑貨店に商品のミニ盆栽を納める中で、売り場の環境によってはすぐに弱ってしまうことを学び、植物も生き物である事を実感。その扱い方の注意点をよく知ることとなりました。
こうして長年陶器と植物を扱う仕事に携わった後2012年に新潟へUターンした高橋さんは、その翌年『ぼんさい屋とき』をオープンします。
現店舗の道路を挟んだ向かい側にある『小さな美術館 季(とき)』は高橋さんのご両親が経営するギャラリー兼自宅で、当初はその敷地内でのオープンでした。その後2017年に現在の場所に拠点を移動。日当たりが格段に良くなり、将来ミニ盆栽にする苗木の育成もしやすくなったそうです。

扱う商品はミニ盆栽用の小さな木とミニ鉢。この鉢はすべて高橋さん製作の作品です。他に多肉植物や塊根植物(コーデックス)なども取り扱っているそうなので、お目当ての植物がある人はぜひ尋ねてみてくださいね。植物が1,000~2,000円、鉢が2,000~3,000円くらいなので組み合わせるとだいたい5,000円前後の予算で購入できます。お小遣いの範囲で始めることができそうなのがうれしいですね。
苗や鉢の単体購入もできますし、好きな植物と鉢を選んで植え付けを行う植え付け教室も開催しているので自分の手で作り上げる楽しさを味わってみるのも楽しそうです。

盆栽の経験が皆無の初心者は何から始めるのがいいですかとお聞きすると、「条件が厳しくなくて、つまり多少水をやり過ぎても根腐れしにくいものや低湿度でも強いものなどが最初は育てやすいので、モミジ、カエデ、長寿梅なんかはいいですね」と教えてくれました。
もちろん各家庭の環境に合ったものはどれかなどアドバイスをしてくれるので、遠慮せずまずは高橋さんとおしゃべりをしながら好きな一鉢を選ぶのがオススメです。
購入後のメンテナンスやトラブル時の対応など、アフターフォローもばっちり。一つひとつていねいに相談に乗ってもらえるので安心ですよ。

植え付け教室は、こちらの店舗だけでなく各種のカルチャースクールや出張イベント等で行われることもあり、人気講座となっているので、ぜひチェックしてみてください。
特に春に開催している桜のミニ盆栽作りは毎年大好評で、すぐに予約が埋まってしまうそうです。
詳細は、『ぼんさい屋とき』さんのブログ、SNSや、各カルチャースクール等でお知らせされますので要チェックです!
自宅で楽しむ小さな和の世界、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

スポット情報Spot Information

スポット名

ぼんさい屋とき

TEL・予約

050-3748-2992

住所

新潟市江南区松山112-4

営業時間

11:00~18:00

定休日

月曜日、火曜日

リンク

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